丹沢トレイル登山&ラン
travel-dbの方たちと、初めてのトレイルラン。
コースは大倉尾根を経て塔ノ岳~蛭が岳~檜洞丸~西丹沢という、丹沢の主稜を日帰りでたどるというハードスケジュール。
今回のメンバーは
コナンさん、RORYさん、気まぐれOYAJIさん、skyblueさん、そして期待の大型新人tadanoburock改め荒川コヤジさん、湘南オヤジと男だけの6人。
大倉登山口を8時45分に出発。連休中ということもあり、大勢の登山者をかき分けながら大倉尾根をぐいぐい登る。皆元気いっぱいである。
休憩時間を除き1時間45分で塔ノ岳山頂に到着。まずまずのペースである。
普通なら、ここで弁当広げビールで乾杯!あとはほろ酔いでルンルンと下山・・・。と行きたいところなのだが、travel-dbの選りすぐりの「ど笑む」なメンバーたちの行く手には、怪しい雲行き(メンバーにはこれまた選りすぐりの雨男が)と万里の長城のように延々と続く、これからたどる丹沢主稜尾根が・・・。
塔ノ岳で小休止後、丹沢山に向かう。めっきり人が少なくなる。軽いアップダウンを繰り返し40分ほどで丹沢山に到着。
丹沢山を出発後、なんでこんなに下りるのという急降下と、それ以上の登り返し、鬼が岩の急な鎖場を経て、丹沢山から55分ほどで神奈川県の最高峰蛭ヶ岳(1672m)に到着。
メンバーもそろそろ疲れが出始めた様子。
天気が良くないし、頻繁に現れるアップダウン
これがどこまで続くのかという不安が疲れを助長させてしまったのかもしれない。
大分寒くなってきたので、せっかく持ってきたコンロで、即席の甘酒とお汁粉を少しずつだが振る舞う。疲労回復には甘くて暖かいものが一番である。
さて、蛭ヶ岳を出発後、本日のコース中の難所の急な下り。トレイルも狭く、落ちたらやばいとい箇所もあり、鎖を頼りにゆっくりと降りる。足元もざれていて滑りやすい、先月30日にトレイルラン中の53歳の男性が150m下まで落ち死亡したという場所はこのあたりか?
そこを無事に下った後も、これでもか!という位激しいアップダウンが続く。途中雨も降り出し、みんな意気消沈気味。そして雨にけぶる先に、遥かに見える檜洞丸の高み(見えないほうが良かった)その檜洞丸への最後の標高差300mの登りは、まるで壁のように我々にそびえたち、皆喘ぐようにして登り、檜洞丸(1600m)にたどり着く。蛭が岳から1時間40分(休憩時間除き)。
普通なら3時間近くかかるところだが、さすが鍛えられているメンバーは強い
しかしここで喜んでいられないのが、山の辛いところで、これから西丹沢まで標高差1100mの急降下が待っている。途中RORYさん、荒川コヤジさんが少し膝を痛めたようで、ここで気まぐれさんのストックが2人を助ける。さすが気まぐれさんである。私は重荷や雪の時以外はストックは使用しないが、やはり初めてのメンバーと行くときは、アクシデントに備え案内人として持参すべきだったと反省する。ツエルトは持参したのだが・・・。
急降下が終わり、河原に降りた後は西丹沢までの残り2キロ、緩やかな小怪を走る。
最後の2キロは、やっとトレランらしくなってきた。
そして、17時に無事到着!
バスに乗り中川温泉のブナの湯で一浴後
ビールで乾杯!今日はじっと我慢の子だったので、とりわけうまい。
そして小田急線新松田駅前の居酒屋で
最後の仕上げ。
今日のコース
マイページのラップデータでは
距離 20.85㎞(途中タイマー押し忘れと最後の1キロでバッテリー切れがあったのでおそらく22キロ位だと思う)
上昇計(累積標高差)が2260m
下降計(累積下降差)が1833m
で表示されているが、いかに厳しいコースであるかがわかる。
通常登山の一般的なコースタイムとしては10時間位(休憩時間を除き)が普通だし、私自身も過去に登山でこのコースを何度か歩いているが、速足でも8時間以上はかかっていた。
これほどの厳しいコースを、今回は6時間10分位(休憩時間を除く)で、かつ6人という大所帯で走破できたのだから、今回のtravel‐dbのメンバーの脚力というのは並はずれて強いものだと思う。
純粋に単独で、このコースをトレイルランすれば、さらにタイムは短縮されるかもしれないが、今回の山行、登山か?、トレイルランか?と問われると、限りなくトレイルランに近い、軽快登山と表現してもよいのではないか?
参加されたみなさん
天候が今一つな上、時間配分が悪く、十分なご案内ができなかったかもしれませんが、これに懲りずにまたご一緒してください。