箱根外輪山縦走登山
今日はtravel-dbの皆さんに声をかけ
箱根外輪山縦走登山
メンバーはmantomanさんご夫妻、ビリケンさん
気まぐれオヤジさん、YaSjioさん,湘南オヤジと同僚の山ガールのM嬢とK嬢の8名。
コースは標高150mの箱根湯本を起点に明星ヶ岳、明神ヶ岳を経由して標高1216mの金時山を目指すというもの。行程は6~7時間を予定。
天候が良ければ、雪をかぶった富士の絶景を正面に望みながらの快適登山になるはずであった。
ところで、この金時山、実際には標高750mの金時神社から登れば1時間でたどり着いてしまうのである。それを箱根湯本から20キロの山道をアップダウンしながら、寒さに震えながら6~7時間かけて目指すというもの。かなりM度が高い山行でもあった。
結果的には、期待とは裏腹に曇時々雨後あられ後雪、気温氷点下、視界ほとんどゼロという、まさに「ど笑む」なメンバーにとってはうってつけな気象条件となってしまったのである。
無事下山はできたものの、下山途中で真っ暗になり、バス待ち、電車待ちの中で寒さに震え、やっとたどり着いた駅前温泉は露天しかなく脱衣所も半野天という、最後まで耐寒訓練を強いてしまう結果に(女性陣は洗髪もできなかった・・ゴメンナサイ)
今回の登山を振り返り、反省の意を込めて、いくつかの教訓をピックアップしたいと思います。
天候は神奈川県は快晴の予報であったが、クリスマス寒波の影響で日本海側は大荒れ。
朝起きると自宅周辺から丹沢の山はくっきりと見えたが箱根や富士山方面は雲で覆われている。
冬型の気圧配置が強まると雪雲の一部が関東の山にも流れ込み降雪に至ることもある。自分も以前同じ条件で西丹沢で吹雪に遭遇したことも・・。
晴れの予報はあくまでも平地であって山の天気はそれとは別物であるということである。従って低い山であっても装備はしっかりと(教訓1)
果たして今回は、まさしくそれを地で行ってしまったような天気。これに雨男の湘南オヤジが箱根の山に入ってしまったというわけであるから・・・。
帰りの居酒屋のお兄さんによると小田原は日中ずっと晴れていたらしい・・(涙)
途中、山ガールのM嬢が体調不良でエスケープルートで下山。彼女は富士山3回、北岳(2回、うち1回は単独)穂高岳1回、八ヶ岳1回(テント山行)それなりにしっかりした経験の持ち主でもあったが、それに溺れず自ら今回は途中撤退。
やはり山をやるもの、自分に対して謙虚でないといけない。特に、プライドの高い、見えっ張りな男性諸氏は要注意(教訓2)
今回は珍しく途中大休止してランチタイムを30分以上とった。低山であっても冬山は体温が奪われやすい。行動中にカロリーの高いものや温かいもの(ガスコンロは必携~災害時にも使える)を取ることでそれを防ぐことができるのだ。
実際、寒さが厳しいとついじっとしているのが辛くなり、我慢して歩き続けてしまい、結果カロリー補給がおろそかになってしまう。低体温になると、体は熱を作ろうとするので、さらに体力も消耗していくのである。
今回はしっかり昼食をとったことでこの寒さの中
全員無事に金時にたどり着けたのではないか?
ビリケンさん特製のミートソース入りホットドッグやわかめスープが、血となりエネルギーになっていくのが実感できた。
マラソン同様、登山も「食べるスポーツ」なのである(教訓3)
今回はリーダーの時間配分ミスで、下山が真っ暗になってしまった(超反省・・皆さんごめんなさい)
ただ、冬至のこの時期の登山だったので事前に
ヘッドライト持参のお知らせはしておいてよかった。
あと、LEDライトの明るさを実感できたのではないでしょうか?ただ、LEDは乾電池が切れると徐々に光が弱くなるのではなく、前触れも無く突然消えるので、予備の乾電池(これも忘れやすい)はすぐ取り出せるところに(教訓4)
まだまだ反省すべき点は多々ありますが(楽しい山で反省なんか嫌だと言われるかもしれませんが)
でも、今回はあの悪条件の中で、皆さんの持っておられる、ストレスを乗り越え、それを笑いやユーモアに変えられるような力を十分に感じることができました。
これに懲りずに、また御一緒してくださいね!