「いいことさがし」
☆90分ジョグ/16km(10kmBU):
ザックジャパンの優勝を見届け思いきり寝不足ながら、昨日のTTとのセット練習で今朝はロングジョグ。向かい風が強くて冷たい~。手も足も指先がしびれて着地するたびに響いて痛い。でも、その分身体を温めようという意識が働くのか、ペースは自然と上がっていく。「この好機に乗ってしまえ!」と、珍しく前向きなほうの私が発破をかける。今、新宿や勝田で、そして、まもなく大阪で号砲を迎えるラン友さんたちへのエールも手伝って、「もう1㎞」「あと1㎞」と欲張っていたら、結局、中盤で10㎞のBU! その後は力尽き、あれこれ思いを巡らせながら、ゆっくりダウン。
BUの最後1kmは呼吸がほんとにきつかった。でも、思いがけずいい感じのBUになったのはおそらく大嫌いな「寒さ」のおかげ。しかも、まるで氷が融けたように手も足も指先のしびれまで消えていた。「呼吸の苦しさ」の中でもがいているうちに、しびれの痛みを感じる暇がなかったのだろう。「寒さ」も「呼吸の苦しさ」も私の最大の弱点だけど、たまにはプラスに働くこともあるのね・・・・。って思ったところで、ふと、今、読んでいる本の中の1フレーズが頭をかすめる。
「いいことさがし」・・・著者は「物事を肯定的に考えること」と説明していたけれど、もともとは、著者が子どもの頃に読んだ本の中で、主人公の少女が逆境に負けず、「いいことさがし」をしながら明るく生き、周囲の人に勇気を与えたというエピソードに基づくそうで、著者はそれ以来、そんな姿勢を手本に生きてきたのだそうだ。
そうそう、走ってると「逆境」は何度も襲ってくるもの。今度の別大だって、レース中、苦しい局面がいっぱいあるはず。そんな時は「いいことさがし」をしよう。あちこちから応援に来てくれる友人たちの顔、初訪問の別府や大分の風景や風の匂い、それから・・・・。ここでまた、思考があらぬ方向へ。
そういえば、大分の名物って何だろ? 「いいことさがし」の前に、「おしいいものさがし」も忘れずにやっとかなくちゃ~。