南三陸 雄勝町 海の幸トレイルレース
1泊2日で 南三陸の雄勝町で開催された海の幸トレイルランニングに参加。
午前中の新幹線で仙台へ
RORYさん、kazooさんと合流
仙台在住のとの・さんの運転する車に便乗させていただき
石巻へ。石巻には自分の元同僚のAさんが戻っていたので
事前に連絡を取り市内の案内をお願いする。
待ち合わせ場所にはお元気なお母さんにも来ていただく。
被災した時の状況や現在の復興状況などを
日和山公園や門脇地区などを案内してもらいながら
石巻の現状の一部を網膜に焼き付ける
がれきはほとんど片付いたように見えるが
車の残骸や一部倒壊して空家になったと思われる家が
あちこちに散見され、寒々とした陽気も相まって
暗澹とした気持ちになる。
さらに車で女川まで先導していただき
津波被害の激しかった女川地域医療センター周辺へ
この地区には20mを超える想像を絶する津波が押し寄せ
高台にあるこの病院の1階のフロアまで浸水したという
そして見下ろすと引き波で倒壊したビルの残骸が
当時のまま残っている。
やはり来てみなければわからない光景・・。
ここでAさんと別れ前夜祭会場の雄勝へ
雄勝の街も津波の被害が甚大で
ほとんど建物らしきものは目につかないまま会場に到着
ここだけは大いに盛り上がっていてほっとする
トレイルランナーの石川弘樹氏によるコースガイダンスの後
海の幸パーティー
鮮度抜群の絶品海の幸の数々・・。
書いたところでやきもちを焼かれそうなので
一度行って食べてみてくださいとしか申し上げられず。
終了後宿泊先の全勝旅館へ
この旅館も高台にあるが津波が押し寄せてきたという
風呂につかったあと4人で軽く一献して早めに休む
レース当日も朝から雨
スタート会場に早めにつくが時間を持て余す
午前8時 スタート
林道を登りながら最初のピーク硯上山を目指す
最初から息が上がりなかなかペースがつかめず
48分で硯上山へ。ここから17キロの折り返し地点まで
頻繁なアップダウンが続く一部滑りやすい下りもあり
慎重に降りる。
折り返し地点で銀鮭おにぎりと梅干を賞味して
先行していたとのさんとすれ違いエール交換
復路はほとんど単走状態
数名のランナーを抜きながら
無事硯上山に戻る。
あとはゴールまでの5キロを一気に下り
4時間19分でゴール(休憩抜きで4時間11分)
標高こそ低かったけどかなりタフなコースであった。
走れる部分が多かったので天候さえよかったら
そう思うと残念であったが
地元の方たちの暖かさに触れ
胸が熱くなってしまうことも多々あった。
ゴールには昨日石巻を案内してくれた
Aさん親子も応援に駆けつけて下さったばかりでなく
我々にお土産まで下さり、誠に恐縮・・。
壊滅的な被害にあったこの地域でのトレイルレース
私たちにできることはできるだけ訪れることしかないが
これからも何らかの形で復興のお手伝いをし続けていく
きっかけができたのではないかと思う。
終了後は河北町のふたごの湯で汗を流し
今回の旅で終始運転手を務めてくれた
とのさんのご自宅近くまで車を走らせ
4人で駅前の焼き鳥屋(5時開店のところを強引に頼み込んで40分ほど早く飲ませてもらう)で打ち上げ
料理がうまかったのでつい飲みすぎ
帰りの新幹線は3人とも爆睡。
でもとても思い出に残る2日間であった
RORYさん、kazooさん、とのさん、Aさん、そして雄勝町の皆さん、ありがとうございました!