サンフランシスコでの２日目の夜はCRUSTACEANでRoast Crab（時価！　このときは$39.95）を食す。いつもは、Thanh Longまで足を延ばすのだが、この日は時間が無かったし、昼食を抜いていて空腹で倒れそうだったので、同じAN Familyが経営する近くの姉妹店に行くこととした。日本語で言えば「甲殻類」という名前の店なので、蟹料理の味は間違いあるまい。

期待通り。美味。レシピは門外不出とのことで詳細は不明だが、ガーリックとスパイスと塩で味付けされたオイルソースは絶品。このソースだけで白いご飯を何杯でもいけそうである。真っ黒になったガーリック片が入っているのだが、それだけ食べても不思議と苦くない。レシピを解明するのはなかなか難しそうだ。

サンフランシスコで「蟹」と言えば、フィッシャーマンズ･ワーフで召し上がる方が多いが、ダンジネスクラブは蟹味噌が少なく、身も淡白なので、これぐらい個性の強いソースで調理・味付けした方が美味しく感じる。私も、最初にサンフランシスコに行った時はフィッシャーマンズ･ワーフで蟹を食べたが、Thanh Longを知ってからは、フィッシャーマンズ･ワーフで蟹を食べることはなくなってしまった。それなりに高いのが玉に瑕だが、フィッシャーマンズ･ワーフで食べるのを我慢して出費を抑えてでも行く価値はあると思う。

今日は、風が強く、体感温度が非常に低く、外を歩くのがつらい。ラーメン屋を見るとついつい入りたくなる。「いかんいかん、さっき飯を食ったばかりじゃないか」と自制しつつ通り過ぎること数え切れず。日本でのラーメン屋の多さを実感した。