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赤ちゃんポスト

サンフランシスコの町を歩いていて、消防署(SFFD: San Francisco Fire Department)に写真のような表示があることに気がついた。

"Safe Surrender Site"。日本で、熊本の慈恵病院が設けて話題を呼んだ「赤ちゃんポスト」である。調べてみると、アメリカでは、"Safely Surrendered Baby Law"という法律を施行して、"No shame… No blame… No names"というキャッチフレーズの下、新生児の命を守ることを最優先として、育児放棄が可能な「社会システム」を構築している。消防署を24時間の「赤ちゃんポスト」とし、出産後72時間以内に自ら消防署に赴いて新生児を手渡せば、罪に問われることなく、匿名で、育児放棄をすることができる。逆に、新生児を遺棄して死なせれば、殺人の罪を問われることになる。

さて、このシステムは、日本の赤ちゃんポストで懸念されているように、育児放棄を助長しているであろうか? そんなことは無いようだ。ロサンゼルスでは、これまで何人の新生児が育児放棄されて、そのうちの何人が"Safe Surrender Site"に持ち込まれたかを公開している。それを見る限りでは、育児放棄の総数は増えていない。そして、"Safe Surrender Site"に持ち込まれた新生児の数は増えており、死亡する新生児の数は減っている。システムが意図通りうまく機能している証拠だ。日本でも導入を検討してみてはどうだろうか?

今日は1日中雨だったので、およそ歩いた距離と時間をマニュアルで入力している。ちょっとしか歩かなかった。

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