その先に何がある‥?

今後の予定

自己ベスト

第20回日本山岳耐久レース(11時間56分5秒)

初のハセツネ。朝から雨。予報では雨も上がって良い天気になるということなので、あまり気にせず。

受付して、体育館へ。小学校の体育館、すごい人。まさに足の踏み場もないくらい。なんとかスペース見つけて、とりあえず、いろいろ準備。食料は悩む。

スタート地点で、さぶろうさん、hideさん、チャレさん、ハンサムネコさん(ブログでは知ってたけど、初対面、エントリーしてないけど、途中まで走るらしい)。ブログを通してだけど、富士山で有名なmakoさんもいたなぁ。速そう。

目標とか、よくわからないけど、14時間切れればいいかなと。4h+4h+4h+2hのイメージらしい。

みんなで健闘をたたえて、スタート。

とりあえず、事前の情報で、山に入ると大渋滞でストレスになるのがやなので、ロード区間はかなりのハイペースで進む。hideさんもけっこうなペースで、いってたなぁ。

上りもなるべく走る。所々渋滞はあったけど、立ち止まることはほとんどなく、熊野神社を通過。

ここまでのハイペースのおかげで入山峠でも全く渋滞無し。

なんか10時間台のペースの人たちもいるあたり。。。速すぎた。。。でももう戻れない。ってことで、あまり気にせず、進む進む。やはりレースはいつもと違う、アドレナリン出ちゃいますね。

醍醐丸山頂には、たくさんの応援。想像以上に人がいてびっくり。ありがとうございます。元気出ますね、こういうの。

そこから、浅間峠まで、結構辛いんですよね。でも、なんとか人見つけて、それを目標に。makoさん発見。ターサーだし。辛そう。

三国山で休憩しておむすび食べようって思ってたのに、誰も止まらないからそのままスルー。。。

でも、おなかすくし、おむすび食べたいので仕方なく歩きながらおむすびタイム。

第一関門浅間峠の通過タイム:3時間17分(もちろん試走時よりあきらかに速い)

ここから、やはり飛ばしすぎたのと、不足で、ややペースダウン。

脚も攣りそうになったりで、さっそく攣り止め薬投入。

さぁ、初めての夜間走行。ライト出すついでに初コーラ。至福。

ライトつけるけど、霧に反射してよく見えない。ので、下りもペースは上がらない。怖いし。西原峠までは、一人よりもある程度のスピードの人に引っ張ってもらえたので、グループ走行で、暗いけど、人いるからやや安心。でも、前の人も転倒したりで、大変大変。

三国山の登り。試走では、さぶろうさんとかとおしゃべりしながら登ったので、そんな辛くなかったけど、今回は、かなり辛かった。。。長い、長い。どこまで続くんだってかんじ。自分を励ましながら、抜かれても、自分のペースで一歩一歩前に。

避難小屋ではスタッフさんのトランシーバーからは「1位が大ダワ通過したけど、2,3位はまだでしょうか」とかいう情報が‥。化け物です。すでにトップは大ダワ通過とは。。。

なんとか登り切った。山頂で一休み。ちょっとコーラ投入。これ最高。ほんと持ってきてよかった。ついでに胃腸薬も投入。

ここから、ストック収めて、下る。めざせ月夜見の第2関門。みんな下りも速いですね。自分はそんな下り苦手じゃないと思ってたけど、滑るし、転倒怖いし、夜だとよく見えないし、まだまだ先があるので、マイペースで。抜かれたり、抜いたり。

でも、基本、抜かれたりが多かったな、やはり。

そんながしがし下れないって。

一人だと甘いペースになるので、なるべく良いペースのグループ見つけて、そこにつく。

月夜見の第2関門では、ポカリ0.5㍑+水1㍑頂く。水のありがたさを再認識。ありがとう、水。休憩もほどほどに再スタート。

再スタート直後の急な下り、ここでは膝がかなり痛かった。でも夜風が気持ちいい。

御前山、までの登り。あらかじめ一番辛いと思ってたところ。やはり辛かった。ずーっと登り。

あと、ここでの敵は、睡魔。。。眠い。梅干しとか、パワーバーグミとかいろいろ口にしながらごまかす。ここでも木にもたれ掛かりながら少し休憩しつつ、マイペースで。

パワーバーグミ、なかなか美味しかった。甘すぎないし、眼も覚める。

御前山山頂到着。休憩無しで、ここから急な下りで大ダワへ。意外とここから大ダワまで長いんですよね。。。しかもとっても進みにくい下り。

山頂で一度ストック仕舞えばよかったのに、持って走ってたから、転倒&出血。。。あぁ、やだやだ。

なんとか耐え進んで、やっとのことで大ダワ到着。

ここでリタイヤしてるmakoさん発見(って言っても面識ないので、声掛けることは最後までなかったですが‥)。

再度コーラ投入(貴重なコーラ様)。生き返る。

さて、最後の大敵、大岳山へ。

当初の印象は最後の岩場は気をつけなきゃだけど、それほど登りがきつくて長いっていうイメージはないので、その良いイメージを抱きつつ、進む。

岩場は這い蹲って慎重に進みながら、三頭山、御前山の辛さに比べたら、意外とさくっと山頂到着。

ここで、ストックを収めて、下りの準備、と、きれいな星空を見上げて、いざ下りへ。気持ちいい。

この下りが怖いんですよね。でも御岳山まで下り貴重だし、そんな距離ないし、気分は前向き。がしがし進む。抜かれても、抜いても気にしない。

御岳山前の水場では、しっかり水分補給、ハイドレにも一応0.5㍑追加。さらにがぶ飲み。羊羹、投入。最高にうまい。人生で一番うまい羊羹。

ここから第3関門までの緩やかな登り下りも頑張って走る。もうゴールのイメージは沸いてきた。友人に事前予想より早く着きそうと電話したくても電波ないし。。。おそらく、時間は12時間くらいかな。これじゃ、ゴールで会えないかなと思いながらも、とりあえず、進む。

日の出山までの登りも、試走時よりも短く感じて、山頂に着くと、まさに、東京都心方面の夜景がきれいで、ほんとはもう少し、ぼーっと眺めていたかったけど、すぐに下りにとりかかる(ここでちょっと休憩して、残りのコーラ飲んで、食べられるもの食べとけばよかった…)

ここからは試走したことなかったけど、なんか下りばかりっていうし、あと10キロちょっとだし、勢いで乗り越えられるかなって思ってたけど。。。

ところが、全身の疲労とかで、なかなかこの最後の下り区間はうまく走れなかった。基本抜かれる人のが多かったし。最後の2キロとか空腹がひどくて、でも気分的にジェルに口をつけたくなかったし、スニーカーズとキットカットのチョコ小2個食べてなんとか前に進む力を補給。ちゃんと日の出で夜景見ながら小休憩して、食べればよかった(でもゼリーとかそういうのは食べたくなかったんだよなぁ‥やっぱ固形物を+1つ持てばよかった)。元気がないと、下りも下れない。これ教訓。

最後の5km表示からも急な下りが続いて、足裏全体が強烈に痛い。。。ここまで足裏が痛くなったの初めて。走りたくてもしっかり走れない。

でも、12時間切れそうだって思ったので、時計を気にしながら、抜かれても、痛みを我慢して少しでも速いペースで進む。

やっと町に降りてきた。ここまで来たら、12時間切るしかない。ひたすら腕ふって、走る。

最後の曲がり角を抜け、この12時間の戦いの終わりを告げる明かりが見えた。

スタートしてから12時間弱。山をひたすら前に進み続けて、ようやくゴール。走るというより、進む。ひたすら進む、という感じ。

なぜここまでして苦しいことに挑むのか。それはこの瞬間を迎えるため。

嬉しいとか、そういうのだけではなくって、いろんな思いが沸いてくる。うん。

タイム:11時間56分5秒

順位:255位

第1関門:3時間17分27秒(204位)

第2関門:6時間58分18秒(241位)

第3関門:10時間16分32秒(251位)

やはり、第1関門までのオーバーペースがたたって、見事に順位を落としていくという結果‥

でも、とても良い経験になりました。初ハセツネ、自分がどこまでやれるのか、どれくらいの走力なのか、何が弱くて、どこが強いのか、総合的な判断力とか、などなど。

けんちん汁、全身に浸みました。

友人のお迎えで、4時30分には帰宅。ありがとう。

持ちモノとか:

ライトは、ヘッドライト、腰ライト(これはそんな光量が強くなくてOK:上りは足元だけでいいので、この腰ライトのみ)、ハンドライトの3つ。

平地はヘッドライトのみ。

下りはストック収めて、ヘッドライト+ハンドライト。

登りは腰ライトのみ。

不安な水は、2.6㍑(薄めたアクエリアスをハイドレに1.5㍑、コーラ500ml、麦茶600ミリリットル)。これくらいもたないと不安。結果、やはりこれくらい持ってて正解。コーラは最高。

食料は、おむすび2つに、羊羹1つ。エネルギー系のゼリー5つ(これはここまでいらなかったかも。その分やはりおむすび3つにしておけばよかった。ゼリーは3つでいいかも。御岳山手前の水場で食べた羊羹、これは美味しかった)。

あとは梅チューブにチョコ(キットカット、スニーカーズ)。

Shotzをフラスクに3つ入れてレモン絞ったやつを、ハチミツ味のと梅フレーバーのを2フラスク、+そのままのを4つ位もってたけど、結局、フラスク1つしか消費しなかった(ジェル3つということ)。なんか、あまり食べるきにならないんですよね、こういったもの。胃も気持ち悪くなるし。。。やっぱり、普通のおむすびとか、固形物がいいかも。

あとは、粉末アミノバイタル、これ、飲みやすいので、計4-5本くらい消費。ウィグラプロは2本、グルタミンとBCAA自作ミックス。

最後の5キロ、空腹でどうしようもなかったので、食べたくなくてもちゃんと、食べないとガス欠になりますね。

ストックはやはり持って行って大正解。比較はできないけど、気持ち的にも安心だし。

直前に買ったSKINSのハーフタイツ(A400)。こいれ大成功でした。+いつも通りのザムスト。

あとはニューハレをふくらはぎ、膝、太もも外側、太もも裏にと、余計に。

夜間、山では寒かったけど、ノースリーブにアームカバーだけで対応できた。ウィンドシェルは結局使うことはなかった。

ところでハセツネ、距離は71.5キロとかって言われてるけど、自分のガーミンでは63キロしかないのですが、これは修正しないのでしょうか。。。

8キロ強の差は誤差ではない気がします。

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