八ヶ岳・野辺山高原ウルトレマラソン
「野辺山を制する者はウルトラを制す」
とまで言われている
八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン
100キロの部に昨年に続き参加
今回は71キロの部に参加される
のぶたんさんと一緒。
スタート会場近くのペンションに前泊し
当日は3時に起床し会場へ
既に駐車場は満車でほかの駐車場へ誘導される
スタートは5時 気温9度
天気はなんとか持ちそうな感じ。
5キロ地点から徐々に高度を上げ始め
18キロ地点の1908mの最高地点を目指す
途中、八ヶ岳、南アルプス、奥秩父、金峰山などの奥秩父の山々がよく見える。山好きにはたまらない展望である。
最高地点到達後も稲子湯の先37キロ当たりまでは結構なアップダウンが続く
途中30キロ地点で追いついてこられたharukaさんとエール交換。こんな山奥でtravel-dbのメンバーに会えるなんて、例えようもなく嬉しい。
harukaさんと言えば、昨年のこの大会で、
エイドステーションンが充実していて
5キロおきに水分も補給できるにもかかわらず
トレランンザックに水を入れて背負い
なくなると補給している姿を目の当たりにして
手ぶら状態でエイドステーションに頼りきってしまった自分としては大いに反省させられてしまった思い出がある。
せめてもの罪滅しにと今年は自分も2リットルの水と携行食あわせて4キロほど背負うことに。
ザックが背中にあたり後半んは擦れてしまったが
十分な水分と携行食はきちんと摂取でき
最後の粘りにつなげることができたのではないかと思う。
この頃左足の人差し指に違和感が。痛みに転ずる前に処置。昨年の苦い経験があったので早め対処が効いたようで、以後痛みに移行することはなかった。
さて37キロ地点から小海までの長い下り。
ここでペースアップしてしまうと後半の
長い上りで足が終わってしまうこと必至なのだが
昨年より既に25分のタイムオーバー
このままだと制限タイムオーバーの危機が
算盤勘定しながら微妙にペースアップして
一部のエイドステーションはパスし
何とか50キロ地点で15分ほど挽回する。
しかし、やはりこのあとは疲労感がじわじわと。
北相木村への上りでは何度か立ち止まる
Uターンして60キロ地点を通過
ここでのぶたんさんさん、harukaさんとすれ違いエール交換。
分岐点に戻り南相木村までは緩やかな上りが延々と続く
そんな中にあっても、昨年同様見事な足運びで上り坂を淡々と上っていく小柄な女性の姿が
目についた(後ろ姿しか見られなかったが・・)
14時前に何とか71キロ地点の関門に到着
たちくらみと吐き気
この先の峠越えを考えると
もう無理かな・・と棄権の誘惑も
しかし、ふらつく足取りでスタートする他のランナーの姿を目にし
「もうこれ以上走れないと感じた時がウルトラマラソンの始まり」
という言葉を思い起こし、重い腰を上げる。幸いにして痛む箇所はない。
74キロ地点の馬越峠の取り付きまで3キロ
そして74キロから79キロ地点までの
標高差450mの上り
後半21キロに備えて、ここはキロ12分程度の
早歩きに抑える(というか走るのは不可能)
そして馬越峠からの下り、
大腿部前面と足裏に強い痛みが走り、
昨年同様踏ん張りが効かなかったが
今回は少しづつ慣れてきて
若干ながらペースアップはできた。
昨年うどんを賞味した
87キロ地点の川上村のエイドステーションも
ちょっと立ち寄っただけですぐにスタート
そして89キロ地点からの5キロにわたる長い上り
この辺からゴール手前500m位までは
歩いている人が殆ど
何とかキロ7分台を維持しながら
最後までノンストップで走りきる
八ヶ岳からの吹き降ろしの風が冷たい
結局、昨年より7分遅い13時間31分でゴール
ゴール直前の応援の方たちのハイタッチがとても心にしみた。
昨年に続き
この厳しいコースを完走できたが
今回は練習で50キロ以上の
ロング走を全くやらないでの
ぶっつけ本番になってしまった。
普段から山道や林道などを
ゆっくり長く走り続けられる
習慣を身につけなくては。
10月から5月の間にかけ
予定していたレースは
とりあえず終了
ハーフ4 フル4 トレイル1(ハセツネ)ウルトラ1
タイム的には特に後半は
惨憺たる結果になってしまったが
次のシーズンまでは
もう1度、基本に立ち返って
再スタートしたい