厳寒の八ヶ岳
6年ぶりの冬の八ヶ岳。それまでは年に2~3回南アルプスや八ヶ岳に冬期に通っていたが、最近は根性がなくすっかりご無沙汰していた。
茅野のホテルを朝の5時に出発
登山口の美濃戸口(1500m)へ
6時前にスタート
今朝の冷え込みは尋常でなく登山口で
既にマイナス15度!
歩いていると足先や顔面がピリピリしてくる。
それでもペースを上げ2時間40分で標高2300mの行者小屋へ
ここでアイゼンを装着し文三郎道経由で赤岳へ
6年ぶりに履く冬靴と12本爪アイゼンの重さとクラストした急斜面でふくらはぎが悲鳴を上げる。
トレランやマラソンで鍛えた実績などここでは全く通用しない。ただ今日は気温こそ低いが風が比較的弱かったので助かった。
息切れに悩まされながら10時25分に標高2890m赤岳山頂に到着。ここでもほぼ無風。
まさに奇跡的な晴天。
遠く北アルプスの峰々が銀屏風のように連なる。浅間山や富士山、南アルプス、中央アルプス、奥秩父方面もくっきり。
満喫してあとはゆっくり下山しようかと思ったが、天候の崩れはなさそうだったので横岳~硫黄岳を縦走して下山することにする。稜線はかなり急峻で切れ落ちたやせ尾根や急なトラバースなどもありちょっとヒヤッとするが赤岳から2時間半ほどで無事硫黄岳に到着。登りではひどくばてたが、この好天では無理してでも行ってしまおうという気持ちになってしまう。硫黄岳からは赤岳鉱泉まで深い雪の中を一気に下り、赤岳鉱泉から登山口までの7キロは早足で1時間20分ほどで戻る。16時に帰着。
休憩込みの時間は約10時間
ガーミン計測では8時間34分。
こんな厳しい寒さの中であったが
310はよく頑張ってくれた(謝)
本当に久しぶりの冬の八ヶ岳であり苦しい山行ではあったが、気持ち的にはかなり吹っ切れたような感じ。