鍋割山&塔ノ岳登山
職場の山ガール3人を連れて、丹沢登山
天気は下り坂ながら、なんとか持ちそうな感じ
東海道線の車中から残雪の富士をの眺めながら
待ち合わせの渋沢駅へ。既に彼女たちは到着していてバス停前で朝食中。ところでメンバーのうち2人は昨夜4時まで飲み明かしていての、朝帰りだという・・。
若気の至りか、それとも山を甘く見ているのか。わからないが、ちょっと不安が・・・。
最初に鍋割山に向かう。1時間半くらいは林道歩きで退屈する。登山口手前で鍋割山荘にボランティアで運ぶペットボトルの水4リットルをザックに押し込む。彼女らのも1リット背負わせる。
久しぶりの重荷。ちょっと堪える。山頂までひたすら急登。1時間30分ほどで深い濃霧の中鍋割山荘に到着。徹夜2人組も頑張って到着。
そして小屋のご主人の手作りの鍋焼きうどんの昼食。何度も小屋には通ってはいたが実際に食べるのは初めて。めっちゃうまい!しいたけ、かぼちゃ、きのこ、卵などとても具沢山。感動ものであり。これで1000円は申し訳ない。ついビールまで注文してしまった。
因みにこの小屋のご主人の草野氏は、今でも自ら歩荷をして資材を運んでいる。以前は100キロを超す荷物を背負っていたこともあるという。この小屋の増築の資材も自分でかつぎ上げたという。まさに超人である。さらに若い頃ヒマラヤ登山中にで凍傷を負い足の指7本を切断しているという・・・(絶句)
満腹になって出発。ウトウトしながら小丸尾根のブナ林しを堪能。丹沢の中でも屈指の美しいブナ林である。立ち枯れの木も殆ど見当たらない。
のんびり昼寝でもしたくなるところである。
そして塔ノ岳の山頂の手前。視界の一部が開け、なんと雲の間から冨士の頭が、忽然と魔法のように、くっきりと浮かび上がる。
二日酔いで朦朧状態の彼女たちも思わず歓声。
ピーカンで遮るもののない大展望もいいが、深いガスの合間からチラッと姿を見せる山岳風景も実に素晴らしい。
短い時間だったが、山のご褒美をいただき満足して大倉尾根を下山。さすがの元気な山ガールたちもこの馬鹿尾根の下りの長さには閉口。
2時間半ほどかかって無事下山。
前日徹夜の2人も相当堪えたようだが、それなりに楽しめた様子。ある意味すごい根性である。
今回はゆっくりペースの登山だったが疲労感はトレランとあまり変わらなかった。