その先に何がある‥?

今後の予定

自己ベスト

いわて銀河100km(初ウルトラ)9時間49分

待ちに待った初のウルトラマラソン。

スタート地点の北上に前日入り。

残念ながら雨。。。雨の中スタートするのは嫌だなぁ、とか思いながら、受付&前夜祭会場へ。

前夜祭、結構な盛り上がり。みなさん、明日朝4時スタートというのを忘れているんじゃなかってくらい、飲みまくり。日本酒試飲し放題コーナーもあるし、柿ピー(食べ放題)出てるし。。。

20時にはベッドに入るも、23時過ぎまで眠りに入れず、1時30分には、起床。結局、2時間ちょっとしか眠れなかった。。。

テーピング張ったり、食べれるだけお腹にいれたりして、スタート会場へ。

ここで、奇跡的に、雨が上がって丁度よい気温に。これは、ほんとに恵まれてました。

準備体操して、緊張もすることもなく、あっというまにスタート、午前4時。さぁ、100kmの旅の始まりです。うん。楽しもう。

ほのかに、ひそかに、サブ10という数字に期待しながら。

皆さん結構いいペースで走るので、多くの人に置いていかれる感じの序盤。周りは、牛の匂いが漂う、まさに田舎の風景。まさに、のどか。

10km過ぎの駅伝1区終了区間で宇野けんたろう発見。

予想していたよりもアップダウンが多いというかあまりフラットな平地がないですね、このコース。6キロを切るペースで、ひたすら、リズムだけに気をつけながら、淡々と足を運ぶ。

20km過ぎのエイド前でトイレも行って、エイドではしっかり食べる。食べれるだけ食べる。

ガス欠で、走れないっていうのだけは避けたかったので。

ここらへんで、運営の人がランナーを数えていたので、聞いてみると250番くらい。みんなペース速くない!?

あと、ミミズが多い。しかもぷくぷく太ったミミズ。ほんと多い。

これ踏まないように気をつけながら。

30kmくらいになると大体、同じペースの人が回りにいるので、なんか楽しい。エイドでバラバラになるけど。。。自分はそんなにエイドに長居しないのだけど。リズム崩れるのは嫌だからね。

ベテランランナーの方とも少しお話しながら、旅を楽しむ。いろんな思いを胸にこの大会に参加してる。

各エイドが、ほんとに待ち遠しい、というか励みになりますね。

35km過ぎて、いよいよなめとこラインへ。ここからが本格的な上りスタート。リズムリズム。

結構、上りでは前のランナーを追い越してって、これが益々気持ちよくさせてくれる。

予定より早めに、ガスター10&コムレケア投入。

あまりエイドで時間をつぶさず、口に入れれるものだけ入れて、すぐにスタート。これで、かなり時間と順位を稼げましたね。みなさん、結構エイドで休憩時間とってるようなので。

45km手前のエイドで食べたリンゴ、最高でした。まじ、旨い。ここから、更に登る。気分は箱根の5区のランナー。いや、こんな坂きいてないよ、って感じの坂多数。

でも、自分が上りが得意なのか、全く歩くことなく、どんどん前のランナーの背中が大きくなって、気持ちよく抜いていく。

50kmエイドでは、もう上り終わりかと思いきや、これから57kmエイドまで本格的な上りですよ、という衝撃的な事実を耳にする。。。聞かなかったことにしよう。。。みんな結構このエイドにたまってたなぁ。エイドの1分はあっという間だけど、その1分を走って稼ぐのはかなりつらい。ということで、私は最小限のストップで、すぐにスタート。

でも、すぐに、見たくない現実が。。。これ上っていくのー、って感じの坂。

ながーいトンネル、真っ暗、恐いし。とにかく、リズム。

ようやく57kmのエイドに到着。ここでゴール、っていうのでいいかも。。。

ここから一気に下る。

左足の裏が、これ絶対水ぶくれできてるよねっていう痛さ。でも、無視。見てもどうしようもないし。ロキソニン投入。痛くない。うん。

ここから、66.8kmの大きなエイドまで森の中を気持ちよく走る。辛いけど、苦しいけど、なんか楽しい。風も、景色も、緑の匂いも、全てが気持ちいい。

エイドが見えると元気になるし、前のランナーの背中が大きくなると調子が出てくる。でも、かといってペースを上げるわけでもなく、いいリズムだけを意識しながら、風を切っていく。

さぁ、66.8kmのエイド到着。さすがに疲れた。でも、着替えたり、靴は着替えたりする時間はもったいない。胃の調子もあまりよくない感じだったけど、豚汁、サイコーでした。3杯食べたかな。アスパラもうまいうまい。

あと、梅干、これたぶん100kmで15粒くらい食べた気がする。

ここから、73kmのエイドまでの区間が一番、きつかった。脚が重いし、気分も乗らないし。じわーと上りだし。。。いいペースの女性ランナーについていってたけど、もういいや、って感じになって、離されるし。ここまで、10分くらい貯金歩けど、たぶんこれから30kmもあるし、サブ10も無理だし、気にしながら走るのもいやだから、もういいや、って感じになってました。

とか、思いながら、73kmのエイド。ここでは、すっぽんエキスなるものが。牛乳寒天、これも、旨し。オレンジも6切れくらい頂戴。

ここで、このすっぽんエキスが効いたのか、77kmで飲んだコーラが効いたのか、ここから先は、かなり回復して、ペースも戻ってきたのです。

なんか、若干、ランナーズハイみたくなって、走ることが楽しくなって。

さっき離されて、もうほとんど視界に入らなかった女性ランナーの背中がどんどん近くなってきて、83kmぐらいでは追い越しちゃったし、もう、ほとんどランナー回りにいないのに、カーブ曲がると、前のランナーの背中が大きくなって、って感じで、すごく調子がよかったのです。

いきなりここで大雨になったりして、靴の中びしょびしょ&ウエア重いし、とかもあったけど、気にせずがんがん前へ。5kmくらいは大雨のなか、がしがし進む。もう、サブ10は大丈夫だなって、ここらへんで確信。

90kmに近づくと、もうあと10kmしかないのか、とか思うようになってるし。90kmのエイドはパスしようかなと思ったけど、リンゴを前にすると、止まるしかないですね。薦められたトマトもほんと美味。

雨も上がって、少なくなっていく距離をかみ締めるかのように走る。抜いていくは50kmの上位ランナー。

太陽の光も出てきて、この岩手までわざわざ新幹線乗って来て、100km走ってるこのこと自体、よく分からないけど、なんというか、心が満たされる感じ。1キロ1キロとゴールに近づいていくにつれて、あと●キロしかないんだっていう感じ。最後ゴール2km前の300メートルの上りの手前で最後のコーラ補給。後半はこのコーラにほんと助けられました。

さぁ、旅も終わりです。

走り出す前は、感動的なゴールを想像していたけど、でも、なんというか、あぁ、もう終わっちゃうんだ、っていう気持ちとともに、ゴールテープをきりました。万歳。

9時間49分28秒(72位)

切っちゃいました、10時間。切れたらいいなぁ、と思ってはいたものの、この距離は未知の世界だったので。。。

ゴール後、アイシングのためのプールが用意されてたのは最高でした。

代償:左足親指の爪、死亡&左足の裏の水ぶくれ&お尻。プラス、若干の筋肉痛(特に太もも)

全てのエイドステーションでサポートしてくれてた皆さん、とっても、助かりました。ほんと元気出ました。おかげで、走りきれました。

コメント