ちょっと 闘病中

今後の予定

自己ベスト

洗足流れの蛍

今日は、多摩川河川敷12kmを中心に、合計20km。

原因不明の腰の張りがあったため、用心のために、いつもより短い距離を少しゆっくり目に走った。

心拍数の魔術師skykazさんのようにピンポイントで目標心拍数を設定できないため、「平均130台」というアバウトな目標心拍数を設定して走った。不思議と走っている最中は腰には全く違和感が無く、走り終えると、張りもだいぶ解消された。単なる運動不足だろうか。

さて、ビデオは、少々分かりにくいが蛍である。

自宅から少し歩いたところに、湧水の小川「洗足流れ」がある。そこで昨年から蛍が見られるようになったのだ。実はこの蛍、鈴木さんという方が私費で放流した幼虫が羽化したものである。昨年は100匹、今年は200匹放流したそうだ。今年は一匹400円で合計8万円。もちろん、鈴木さんは単にお金を出しただけではない。約10年かけて、この小川を蛍が生息できるような川に再生したのである。

1990年頃、ドブ川化していたこの小川に蓋をするという話が持ち上がった。「臭い川には蓋」である。しかし、少年時代にこの川で遊んだ鈴木さんを代表とする近所の方は、かつての小川を取り戻すべく反対の署名を集め始めた。そこに、阪神大震災が発生し、意外な追い風となる。なんと、緊急時の水資源確保を目的として、湧水が注目されたのだ。そして、蓋をするという計画は白紙となった。しかし、実際に小川を再生したのは、行政ではなく鈴木さんだったそうだ。一人でヘドロやゴミをさらい、小石を入れ、魚を放流し、そして、蛍の幼虫の餌となるカワニナを放流した。そして、苦節10年、漸く昨年、蛍の幼虫の放流に至ったそうだ。

そうした背景を知ると、蛍の淡く弱弱しい光が神々しく感じられる。鈴木さん、ありがとう。

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