手賀沼のほとりから

今後の予定

自己ベスト

つくばマラソン 目標達成&PB更新

本日のコース:エコシティーつくばマラソン

本日の目 標:前後半イーブンペースで3時間42分を目指す

本日の結 果:前後半ほぼイーブンで3時間44分21秒(PB更新)

以下、長文ご容赦願います。

 天気予報通り、どんよりと曇った冷たい朝だった。6:30発の常磐線で土浦に向かい、土浦からはシャトルバスで会場入りした。

 frunの陣地で準備をしているとharukaさんがやって来た。Travel-dbのロゴ入りレジャーシートを作ってこられ、それをfrunのシートの横に広げさせてもらった。

 しばらくしてハリーさんが応援に駆けつけてくれ、しばし談笑した。その後、8:30頃にkazooさんとも再開でき、互いの健闘を誓い合った。

 スタート15分くらい前にスタートブロックに移動したが、その頃からぽつぽつと雨が落ちてきて、時折大粒になり、このままずっと雨が降り続けるのかを心配になってきた。

 とにかく寒い。スタート前に何度もトイレに行ったのに、また行きたくなってきた。しかし、スタートまで3分を切っているので行くことができず、そのままスタートとなった。

 スターターの丸山弁護士のところで渋滞が発生して、なかなか列が進まない。やっとスタートラインを切れたのは、4分後くらいだろうか。

【1-5km:26’41”】

 今日の目標は『前後半イーブンペースのレースをする』ことなので、とにかくスタート直後は流れに任せて、焦らずに行くことを肝に銘じていた。この時点でもとにかく寒くて、早く体が暖まらないかと思いながら走っていた。3キロ付近から徐々にスペースが空き始め、体も暖まってきたので、スタートロスを取り戻すために少しペースを上げることにした。しばらくして、筑波大学の構内から一般道に出ようとする右カーブのところでtravel-dbの幟を持ったハリーさんが応援をしてくれていた。ハリーさんから元気をもらい、いよいよロードへと進んでいった。

【6-10km:25’55”】

 Forerunner405をバーチャルトレーナー画面にして走っていると、目標とのタイム差が気になりペースが上がり気味になってきてしまった。そこで、いつものメイン画面に戻しカレントペースを確認しながら、目標の5’15”/kmに近づけるようにした。この頃には、雨も上がり、寒いながらも適度な湿度がありコンディションとしては悪くない。

【11-15km:26’24”】

 スタート直後から小問題を抱えていたが、そろそろ本当にトイレに行きたくなり始めた。コースの周囲に雑木林などが目立つようになると、男性ランナーが、そこここで小問題を解決する姿が目立ってきた。ランナーのマナーを考えましょうという動きがある中、トイレ以外の場所で問題解決することは避け、空いていそうなトイレを探しながら走った。この時点で、バーチャルランナーとの差は、ほぼゼロになっていたので、トイレ・ロスは大きいが、このままゴールまでは持ちそうにないので、次のトイレで行こうと決心する。

【16-20:28’00”】

 15キロを過ぎたあたりで、復路の25キロ地点のエイドのトイレが空いていそうなのが目に入った。コースの反対側だが、まだトップ選手も来ていないのでマナー違反にはならないだろと、反対車線に飛び出しトイレに近づいていった。すると、何ともタイミングが悪いことに、寸前のところでエイドにいた女性がトイレに入ってしまった。しかし、ここを過ぎてしまうと、暫くトイレがなさそうなので待つことにした。目の前を次々とランナーが過ぎていく。じりじりとしながら待っているが、なかなか出てくる気配がない。時間にしてわずか2分少々だが、ものすごく長く感じた。トイレを済ますとバーチャルランナーとの差は、2分11秒になっていた。まだペースを上げるのは早いが、この2分を取り戻すためにどうしてもペースが上がってしまう。このあたりから、トップランナーとすれ違いはじめ、frunの高速隊の方ともエールを交わし、力をもたった。

【21-25km:26’07”】

 いつもなら左すねと右ふくらはぎに最初のダメージが出てくるのだが、今日は20キロあたりから、まず足底が痛み出した。特に拇指球と踵が痛い。靴のせいなのか靴下のせいなのか、2つをいっぺんに替えたので原因がわからないが、先行きが少し不安になってくる。ちょうどそんな不安に苛まれながら折り返し地点に達すると、ここにもまたtravel-dbの幟を持ったハリーさんが応援してくれていた。またまた、ハリーさんからエネルギーをもらい25キロへ向けて折り返していった。折り返し地点のタイムは1時間52分ほどだったので、トイレロスを引くとほぼ設定通りだ。

【26-30km:26’13”】

 25キロ過ぎからは、足底の痛みは強くなり、加えて大臀筋にも痛みが出てきた。走っている最中にもう筋肉痛が襲ってきているの、という感じだが、とにかく心の中では「今日の目標はイーブンペース。後半もこのまま踏ん張れ!」と自分自身を鼓舞しながら走った。この辺から、目標となるランナーを見つけついて行くことにした。ちょうど目の前を同じくらいのペースで走る「浦安ランナーズクラブ」の二人ずれを発見し、しばらく追走する。どうやら男性の方がベテランで、伴走する女性にアドバイスを送りながら走っているようだ。途中抜きつ抜かれつしながら、この後40キロ近くまで併走することになる。

【31-35km:26’22”】

 30キロを過ぎ、学園東大通りに戻ってくるころになると、足の痛みはさらに増し、気持ちが折れそうになる。「少しペースを落とそう」という甘えと「後半もイーブンで行かなければ」という気持ちが交錯しながら走った。気づくと顎が上がり、腰が落ちかけた姿勢になっているので、顎を引き、目の前の目標ランナーを見つめ、腰の位置を高く保ち、腕を振り、足を前へ出すことを意識して、気持ちが切れないようにした。

【36-40km:26’34”】

 東大通りに別れを告げ、学園西大通りに入ると、いよいよ最後の難関、立体交差の坂が待っている。長く右にカーブしながら上る坂は、先が見えずに本当につらい。そんな坂をうつむき加減で登り切り、ふと視線を上げると、そこに、またまたtravel-dbの幟を持ったハリーさんが応援してくれていた。折り返し付近で足が痛く不安になったとき、急坂を登り切って疲労困憊になったときと、じつに絶妙な場所でエネルギーを注入してくれた。ハリーさんに大感謝である。38キロ付近の最後のエイドで給水をしたが、その際前のランナーが急に止まり、ぶつかりそうになったのを避けるために右にサイドステップを踏んだ瞬間、右膝がピキンと痛んだ。一瞬「ヤバッ」と思い、しばらくペースを落として様子を見たが、特に問題はなさそうで、痛みも引いたので一安心した。

いよいよ大詰め、筑波大学の構内に戻ってきた。今年からコースが変わり、大学構内で2度目の折り返しがあるのだが、この折り返しがなかなか見えてこない。まだか、まだか、と思いながら走っていると、ようやっと折り返しのポールが見えてきて、そこを折り返してしばらく行くと、あと2キロの標識。この5キロはかなりきつく、トイレ・ロスのラップを除いてワーストのペースになってしまった。

【41-GOAL:12’08”】

 あと2キロの標識を過ぎたあたりで、先の目標ランナーであった「浦安ランナーズクラブ」の男性の方が、脇の女性に向かって「スパートして良いよ」みたいなことを言ったとたんにその女性がスパートを始め、みるみる姿が小さくなっていった。何とか追いかけたいと思ったが脚が出ず、男性の方を抜かして先に行くのが精いっぱいだった。競技場へ入る前の最後の上り坂、撮影ポイントなどに気を配る余裕もなく必死の形相で上っていった。競技場に入り、トラックの柔らかさが足に優しく感じられ、少しだけスピードアップしてゴールイン。ゴール後は、歩くのも難儀するほど足底や大臀筋、膝が痛んだ。

 今回の目標であった「前後半イーブンペース」は、ほぼ達成できた。35キロ過ぎからは多少ばたばたとしている感もあるが、前半21キロが1時間51分37秒、後半の21.195キロが1時間54分44秒、前半のトイレ・ロス2分を差し引くと、後半の21キロが3分ほど余計に掛かった結果となり、ほぼイーブンペースと言って良いだろう。この所後半失速が続いていたが、今日は、ほぼ思い描いたとおりのレースができ、達成感も一入である。

 自己ベストも3分ほど更新できた。もし、トイレ・ロスがなければ、目標通りの3時間42分が出せたと思うが、マナーを犯してまで目標を達成するよりは良かったと思っている。まぁ、トイレに行きたくなってしまうのも実力の内ですからね。3時間42分は、次回に取っておきましょう。そのときは、3時間40分切りを狙います。

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