自宅から多摩川に向かう道の途中の民家に大きなザボン（文旦）の木がある。黄色い大きな実がたわわに実り、青い空を背景にすると、小さな小さな太陽のようだ。ただ気になることに、いつまでも生ったままなのだ。11月から生り始め、12月に最盛期を迎え、その後、徐々に数は減ってきているのだが、2月になっても幾つも残っている。もともと観賞用なのか、食べてもおいしくないのか、あるいは、木の上で完熟させてから収穫するものなのか、気になって仕方が無い。オー･ヘンリーの『最後の一葉』のようにハラハラするのと逆に、いつまで残っているのかとイライラさえしてくる。私がまだ小学生だったら、間違いなく、一個失敬して、まずはおいしいのかまずいのか白黒はっきりさせているところだろう。

さて、走りの方は、先週疲労困憊した反省から、今日は無理をせず、距離を20kmとした。とにかく、立て直しが必要だ。その代わり、多摩川河川敷上の12kmは１kmあたり５分を切るペースで走り切ることを目標とする。結果は良好。行きは向かい風、帰りは追い風の強風に翻弄されながらも、目標を達成することができた。行きと帰りで、１kmあたり30秒～40秒の開きがあるが、これは風のせいで致し方ない。平均は４分33秒。まずまずのペースで、特に痛いとことや不調もなく、気持ちよく走りきることができた。体の記憶が蘇ってきた感触がある。来週からまた長い距離を走っても大丈夫だろう。