上州武尊スカイビュートレイル120 その2
強い睡魔を抱えながら3時30分にA5をスタート
吐き気もあり雑炊を1杯すすっただけ
下りで足は残っているのに走れないもどかしさ
5キロほど進んで県道にぶつかったところで座りこんでしまう。
しばらくうとうとしてから再びロードを登り返し
再びトレイルの登り。あとから来る人は元気に抜いていく。
自分は俯き加減でのろのろと。
川場牧場まで登りきり少し進むと幸い睡魔は冷めてきて
足も動き始める。吐き気は止まらないが
再び胃を入れ替えて下り始める。
しばらくロードを下り101キロ地点のW3には7時10分到着
水分を十分補給して7時20分に鉱石山に向かってスタート
だいぶ元気が出てきた。
鉱石山からは対面にこれからたどる山並みが目の前に広がる。
100キロ以上辿ってきて更にあそこを越えていくのかと思うと
改めてこのレースの厳しさが身にしみて感じた
鉱石山からの急降下。日が照って気温が上がってきたこともあり
きつくなってきた。最終エイドのA7には7時50分
そうめんを2杯頂き8時にスタート
あと21キロ。浅松山に向けて8キロの林道の登り
再び睡魔が行けども行けども終わらないといった感じ
残り13キロでトレイルに入る。
時折抜いていく人たちは100キロ以上進んでいるのに
元気いっぱい。それに触発され自分も最後の力を振り絞り
なんとか33時間切りを目標に奮起する。
しかし行けども行けども終わらないアップダウン
最後のピークの雨乞山には13時20分。
あと5キロを40分以内で行けるか
急な下りを慎重に辿ったあとは
林道に降りて少しづつペースアップ
ロードに出たあとは300mほどの登り返しで
再び短いトレイル。これがとてつもなくきつい。
小高い丘に登ったあとは最後のスパート
ゴール手前で座光寺さん ビリちゃん 中村さん JIFUちゃんに
迎え入れられ32時間57分25秒でゴール。
昨年より37分ほど遅れたが
あのコースの悪条件や強い睡魔による停滞を考えると
完走できたこと自体が自分にとっては奇跡と言って良いかもしれない
昨年のこのレースをふくめて
今までで一番苦しい体験をさせてもらったという感じだった。
サポートしてくださった座光寺さん ビリちゃん JIFUちゃん
ありがとうございました。