第20回 八ヶ岳 野辺山高原ウルトラマラソン
当日は朝の2時半起床。睡眠時間4時間。3時出発。日の出前は放射冷却で冷え込み気温も何と1度まで下がる
5時に一斉スタート。5キロ地点までは野辺山周辺を走りJR最高地点付近から林道に入る。7キロあたりからダートの道になり23キロ辺りまで続く。体調すぐれず息切れが強い。頭も重く食欲もない。
標高差550mを登り切り標高1905mの最高地点(18キロ)までは2時間15分ほど。そして稲子湯までの17キロはアップダウンの繰り返し。林道の片隅にはまだ残雪が残る。
稲子湯で白玉入りのおしるこを頂き元気を付ける。2キロほど更に上り、標高1600mから、10キロかけて標高880mまで急降下。ここで脚を使いすぎると後で来るので、ゆっくりと足への衝撃を最小限に抑えながら降りていく。
50キロ地点には10時50分到着。体調は持ち直しつつあるが、これからが本番、この先は79キロの馬越峠まで殆どが上り区間となる。
とにかくリズムをとることに心がけ、休憩は必要最小限に抑え、リズムを崩さずゆっくりと登っていく。しかし午後からは日差しも強く、相当暑い。71キロ地点。この先に馬越峠が控え、わずか4キロで500m登る。しかし食欲がなく、せっかくのそばも賞味できず、早々に旅立つ。
馬越峠への4キロは殆ど早歩きの状態歩きの状態。途中で睡魔に襲われる。それでも何とか15時30分過ぎには到着できた。あとゴールまで21キロ。3時間半あるので、アクシデントがなければ制限時間はの14時間はクリアできそうだ。
馬越峠から信濃川上村まで一気に標高差500m程下降るも、例によって大腿四頭筋がパンパンなため踏ん張りがきかず、痛みに耐えながら信濃川上の街を抜け、90キロ地点には16時55分に到着。
少し早足で歩けば、走らなくても、時間内の19時にゴール地点に到達できる計算。90キロ以降も、長い緩やかな上りが続くこともあり、現にここから先は歩き続けている人が大半。
しかし野辺山の真骨頂は90キロから先と考えている。だから歩くわけには行かない。長い坂の上りではキロ8~9分、平坦なところはキロ7分台をなんとか維持。それでもごぼう抜き状態、馬越峠の下りで抜いてった人はかなりの数、抜き返したと思う。
37キロ手前の最後の上りを終えると、あとは平坦な道が3キロ。少し余力があったのでスパートをかける。しかし実際は体感より遅く、6分20~30秒台しか上げられず13時間19分でゴール。先年よりは12分早く。自己ベストを5分近く更新できたのは嬉しかった。休憩によるロスタイムを切り詰められたのも良かった。
今回は足のトラブルは殆どなく進めたのは大きかった。マメや靴擦れはなし。会場のショップで購入したキャタビランの靴ひもを使用したのが良かったのかもしれない。足との一体感は素晴らしく。最後までぴっちりとフィットしていた。ただ、まだ使い慣れていないためか少しきつかったようで、終了後左足の甲にしびれ感が残った。
ただ、寝不足や暑さのせいもあり、胃腸の調子が悪く、時々軽い吐き気が生じたりしたこともあり、行動中はおにぎり3個、ぜんざい1杯のほかはバナナと梅干を少しだけとっただけ。
ザックは新しく買ったTRコンポを背負い、水1.5リットルと電解質系のサプリとアミノバイタル等を含めると3キロ程度。ただエイドステーションがが豊富にあったこともあり、ハイドレーションの水は0.5リットル程度しか飲んでいなかった。やはり後半はザックの重さも身に堪えたので、もう少し計画的に飲用すべきであった。
終了後は、近くのたかねの湯で汗を流し、車で帰途につくが強烈な睡魔に何度も襲われ、幻視も現れ、危険だと感じ、何度か車を止めて短時間仮眠。さらに悪いことに、23時という深夜なのに国道246号線(小山町付近)の大渋滞で40分ほどのロス。結局帰宅したのが1時近く。就寝は3時近く。そして翌朝は6時起床仕事・・嗚呼