湘南オヤジ さんのランブロ

湘南オヤジ

性別
年齢58歳
身長171.0cm

湘南地方に住む中年オヤジです。
登山のためにやっていたランニングですが、
今や手段と目的が逆転してしまい、マラソンにはまっています。
職場の同僚が、Foreranner405を、皆に見せびらせかて喜んでいるのに刺激され、廉価モデルの110を購入してしまいました。
ますます「走らなくては」という、強迫観念が強くなりそうですが、けがに気をつけながら、といってもすでに左ひざを痛めていますが、コツコツと走り続けていきたいと思います。

今後の予定

自己ベスト

野辺山ウルトラ 薄氷の完走

第24回 野辺山ウルトラ 100キロの部に参加。

今回で7回連続となる。

累積標高2000mを超えるアップダウンの厳しさや

早朝氷点下のスタートから、

時によっては日中は30度近くまで上昇するという

寒暖差の激しい気性条件という点で

日本でも屈指の厳しいウルトラマラソン

今回スタート時の天気は晴れ、気温は1度と相変わらず冷え込む

制限時間は14時間。5時15分スタート。

最初10キロはフラット。途中からダートな林道の登りが続く

18キロ地点が標高1908mの最高地点

ゆっくりペースだが、なんとか走り切れた

富士山、南アルプスなどの残雪の山々もくっきり見える

ここからは稲子湯までは下り基調だが

結構アップダウンも多い。下りは足に負担がかからぬよう

慎重に足を運ぶ。ダートな林道が続き転倒する人もちらほら

パラリンピックの選手だった保科清さん。

昨年20回の完走を達成され、ユプシロンの称号を授与されていたが

今年も15キロ地点でお元気な姿を拝見。刺激をいただく。

他にも視覚障害者の方が参加しておられたが

あのダートな林道の急降下を転倒しながらも

伴走の方と必死に駆け下りている姿には打たれてしまった。

稲子湯のおしるこエイドには長蛇の列

以前はそんことはなかったのに・・。パスして

再び林道の登り返し。ここもゆっくりと走る。

八ヶ岳山麓の新緑の美しさが目に眩しい

気温もひんやりして気気持ちが良い

38キロ地点から標高差700mの長いロードの下り

アスファルトになるのでもろに衝撃が加わり

だんだんと疲労感が増強。とにかく力を抜いてリラックス

下るにつれ徐々に気温も上昇してくる

50キロ地点のエイドには11時20分。スタートから6時間少々

名物の手打ちそばのコーナーも長蛇の列

残念ながらここもパス

ここからは馬越峠までの29キロは

ひたすら登り基調が続く

ここからが野辺山の厳しいところ

昨年はこの辺りで30度近くになり、気分も悪くなり

かなり歩きが入ってしまったが

今年は日差しは強いものの湿度が低く

なんとか、まだ体力も温存できていたので

きつい登りもキロ7分台で登りきることはできた

58キロの北相木村のエイドでおにぎりの補給をして

71キロ地点の滝の湯に向かう。

65キロ地点から長い登りが連続するも

ここもゆっくりと走る・・と言っても早歩きの人より

ほんの少し早いペース。平坦なところに至ると

再び抜かれる。この繰り返し。

多分、登りは歩いてそれ以外のところをしっかりと走る

その方が体力の消耗は少ないと思う。

でもやはりウルトラマラソン。

1mでも多く走ろうという気持ちだけは最後まで持たなくては

登りきった先の71キロの滝見の湯には14時30分。

いつもはここで、限界を感じ、

めまいや吐き気に襲われているところなのだが

今回は比較的余力を感じる。

そばをいただき14時40分にスタート。

74キロから79キロの間は

馬越峠までの標高差500mの登り

いつもはここは完全に歩いてしまうところだが

今回は、50歩走って20歩歩くというようなカウント式で

半分くらいは走りも入れてみる。

馬越峠には16時到着。

足はそろそろ限界を感じ始めていたが

あと21キロ。なんとか完走のめどはついてきた

馬越峠からは川上村の最終エイドまで8キロ。

途中5キロは急な下り。疲弊した足が悲鳴をあげるところ。

時折左足底に強い痛みが走る

ここも90キロから先の最後の登りに備え慎重に足を運ぶ

西日をもろに浴びる位置なので暑さも厳しい

最終エイドには17時5分に到着

うどんを頂き17時15分にスタート。あと13キロ。

制限時間まで2時間なので余裕でゴールできる・・

過去の経験からそう思ったのだが

走り出すととてつもなく足が重い

平坦なロードでもキロ7分台が精一杯

ここ数年、この地点では復調してだいぶ元気になるのだが

今回は全然ダメ、ここに来て登りも走りきってしまったことの

ダメージが一気にきたのか・・それともUTMFの疲れ?

いろいろ言い訳を考えているうちに90キロ地点は

17時35分通過。ここからしばらく登り基調が

2キロほど続く。ある意味馬越峠よりもきつい箇所。壁のように感じる。

最後の踏ん張りのつもりで見栄を張って走ろうとするも

キロ8分台が精一杯。

93キロ以降は長い直線(気づかないうちに緩やかに登っている)

が延々と続くが

1キロ1キロがとてつもなく長く感じる

正面に見える八ヶ岳の素晴らしい景観も

空に眺めることしかできない

最後の97キロ手前の長い登りも走る真似だけはして

なんとか登りきる。

あと3キロ。時間は18時40分。すぐそこのゴール地点があり

アナウンスの声が響くが、残り3キロは

野辺山駅周辺のロードを迂回しながら周り道

アナウンスの声が遠ざかり聞こえなくなる

少しづつ薄暗くなっていく中

ゆっくりと余韻をかみしめながら足を進める。

19時3分。フラフラになりながら制限時間の12分前にゴール。

UTMFに続いての薄氷のゴールとなった。

タイムは今までのワースト記録だが

登りを少しでも多く走るという課題は

まずまず達成できたように思う。

今回、3回連続の参加のNamiちやん

やはりSTYの疲れが出てしまったのか

60キロ以降は体調がよくない様子で

厳しそうな様子だったが、90キロまでは並走

最後はボロボロになりながらも

制限時間6分前にゴールに飛び込む

素晴らしい根性である。

終了後は2人とも体育館でしばらくダウン。

今回は後泊ができなかったので

睡魔と戦いながらの運転で深夜に帰宅。

あとは2週間後の奥久慈に備えてしっかり休養をとりたいが

ダメージが大きくどこまで回復できるか・・。

コメント

スタート前 この日の最低気温は1・7度。

スタート前 この日の最低気温は1・7度。

Namiちゃん 71キロ地点に到着。気温は20度近くまで上がっている

Namiちゃん 71キロ地点に到着。気温は20度近くまで上がっている

馬越峠の登りからの景観

馬越峠の登りからの景観

制限時間 ギリギリのゴール

制限時間 ギリギリのゴール