のびえ さんのランブロ

のびえ

性別
年齢46歳
身長156.5cm

2008年10月末よりランニングにはまり、2011年よりトレランもちょっぴりかじり始めました。これからは山登りも少しづつ増やしていきたいなぁ。

ラン目標
念願のサブ4は2013年4月になんとか達成(ネットタイム)。次は3時間45分・・・と思っていたけど最近はファンランだけになってるなぁ。
2015年になってようやく月100km以上走れるように。仕事と体調とうまく折り合って続けていけたらそれでいいのだ。

今後の予定

自己ベスト

STY完走しました~

9/26-27富士山の麓を走るレースに参加してきました。

http://www.ultratrailmtfuji.com

目標ゴールタイムを制限時間10分前に設定。何とか13分前、19時間47分でゴールしました\(^o^)

メインレースは麓を一周する168.6kmを走るのですが自分が参加したのは半分のコース約80.5km。

STY(静岡to山梨)といって富士山こどもの国がスタート地点。

前日に雨の影響でコース変更があり、過去3回開催している中でも一番ハードルが低いかも⁈というのは山の部分よりロード部分が増えたから。

とはいえ、当日に悪路を考慮しての関門二箇所が1時間の延長。相当泥んこ道が想像出来ます^^;

前日は興奮と緊張からか22時くらいには床についたのに2時間おきくらいに目が覚める・・・。

これから完徹するのに大丈夫か?

バスで山梨の八木崎公園からスタート地点の富士山こどもの国へ移動。受付と装備チェックを受ける。

しばらくすると急遽サポートを引き受けてくれたえびちゃんが来る。一緒に試走案内してくれたビリコ夫妻にも会う。

他にもスタート地点で何人か知り合いに会いテンションが上がってくる。UTMFリタイア組にも出会い、コースの厳しさに身がすくむ。

鏑木毅さんの挨拶を聞いていよいよ正午にレーススタート!

小雨が降ったり止んだりだけど寒くはない。後半の山はしっかり時間を取られる筈なので前半の走れそうな部分や下りでどれだけ貯金を作れるか・・・。

ITJで関門引っかかって悔しかった事を思い出しながら、目の前の関門を一つづつクリアしなきゃ!と必死。

第一関門まで何だか身体が重かった。もちろん水を含めて4kgは ザックを背負っているのもあるけれど自分の身体自体が重く感じる。
嫌な事に生理初日に当たったせいもあるかもしれない。こういう時は男はいいな、と思う。

走り出して3km時点で既に渋滞。先が心配になる。第一関門の富士山資料館まであと4kmを35分で行かないと間に合わないぞ〜と後ろから声がかかるけど、もっと前から渋滞があるから進みようがない(>_<)
早く進みたい、気が焦るのはみんな一緒。

何とか第一関門は予定通り関門10分前にクリア。次は関門時間が1時間延びた太郎坊。ここも泥道と渋滞に苦労する。ITJで後悔したゲーターを今回は装着していたので靴が脱げる心配はなし。教訓が活きた感じだ。富士山の登り口に入ってからは道幅は広くなったけどザリザリの砂場はやっぱり早く坂を登るには向いてない(>_<)

既に日が暮れかける。太郎坊でサポーターのえびちゃんが迎えてくれて自分がトイレ行っている間に水の補給とかしてくれた。とっても助かった!暖かいパンプキンスープも作ってくれてホッと一息。もう日が暮れたのでヘッデンを装着して出発。

次はすばしり。ここも制限時間延長部分。本来ならまだヘッドライトが要らない時間で走れるかと思っていたけど既に日が沈みヘッデンとハンディライトないと怖いのでスピードもあまり出せない。
コースの目印を確認しつつであまり走れずに進む。2回ほど道をロストしそうなポイントがあったけれど山道を何とかクリア、少し町の明かりが見え始めてからしっかり走り出す。走る所で走らないと後で時間に泣きそうだから。
すばしりエイドではお雑煮をいただく。ここでなんでヘッデンがおんたけの時より暗いな、と思っていた原因に気づく。

なんてことはない、サンバイザーの上からライト装着したのでつばで光が遮られて足の方が照らされていなかった(/ω\)

サンバイザーを前後逆にかぶり直してヘッデンを再装着。気を取り直して出発だ。

ここでいないと思っていたえびちゃんがすばしりエイドでも待ってたのを発見!一瞬だけ言葉を交わして出発。ここまでで20分の貯金。だけどこの後の関門時間は当初通りなのでもっと詰めて行かないとゴールに間に合わないだろう。

次は山中湖きららのエイドを目指す。コース変更があった区間で三国山には行かず籠坂峠に向かう。この辺りから登りは必ずよいしょよいしょと声かけしちゃう。延々と登りが続く・・・。

ようやくピークを越えて下りパート!とはいえ夜の山道それほどには飛ばせません。しかしこんな山の中でも応援者がいて嬉しくなる。
ロード部分に出たらそこそこ走れる。最初に重く感じた体はこの時点ではあまり気にならなくなっていた。
後ろから誰か同じペースで着いてくるなぁと思っていたら平らな所に出て隣りに並んでしばし会話。ペーサーに見立ててくれてたみたい。
ホンのちょっとだけど恐縮。平らな所に出たら私があまりペース上げられなくて先に行ってもらった。ここは丁度試走で歩いてた部分。距離感が分かるのは気が楽。きららの明かりが見えてくると安心感が増す。

ここでもえびちゃんが待っていてくれる筈。きららに入る直前に応援バス待ちのJIFUちゃんに会えた。声かけてもらうとやっぱり嬉しい。ホッとする。ビリちゃんは私よりもゴール予想タイム2時間早かったから大分先行しているんだろうな。

きららエイドはほぼ中間地点だし、これからラスボス、杓子山の登りにはいるのでゆっくりめに休む。甲斐甲斐しくえびちゃんが豚汁をもらってきてくれる。いい嫁になるぞ、えびちゃん♫
トイレも済まして夜風も涼しくなってきたのでウィンブレを着て出発。
この時点で予定の16分前、関門36分前の21:54。
ラストのエイド地点の富士小学校まで試走しているのでだいたいの道のりが分かるから少し気が楽。
駄菓子菓子(byグリーンウッド)夜中に標高1597mの山行なんて初めてだよ。辛い坂道を思い出す。どうなることやら。
予想ではここまでくればかなりゴールの確率は高いと思ってた。

いよいよ山続きパート。まずは石割山へ。登山口まではロード。石割山では薪がたかれていてちょっと幻想的。この辺からUTMFのランナー達と一緒になることが増えてくる。一日と倍以上の距離を既に走っている人達にひたすら畏敬の念。本当に頭が下がる。

辛そうでも一歩一歩前に進む姿はこちらも頑張らなくちゃ!という気にさせてくれる。

その一方でSTYの選手も含めて道の脇で座り込む方もちょっとづつ増えてるみたい。

声をかけると大体ほ気持ち悪くて休んでるだけです、とのこと。

この辺りは手も使わないと登れない所もちょっぴり。フウフウ言いながら登る。寒いかと思ったら意外に暑い。

石割山のピークを過ぎて二十曲峠エイド。山間部だけどちゃんとエイドがある。真夜中23:28着。

狭いながらも快適なエイドでお豆腐二ついただく。すっごく美味しい。

そしていよいよ杓子山!ニセピークがあるのは試走で経験済みだったのであんまり心折れずに済んだ。
暗いおかげで行く手のすごい坂も見えないからあんまりしんどく感じない⁈
一部渋滞もあるし、本当に手を使わないと登れない。
前の男性が踏ん張りが利かなくなってるからかシューズの選択ミスなのか泥道でズルズルと何度も滑りだす。
巻き込まれないようにちょっと間をあけながら何とか山頂まで登り切る。
夜中なので数名が遠慮がちにそっと鐘を鳴らしていたのが印象的。ちょっと鐘の音に和む。

後は下り!少しはペースが戻る。泥道に苦労しつつも下りはソコソコ快調に進めたと思う。

ロードに出たらエイドまであと少し!下界の明かりが懐かしく感じる。とか何とかちょっとポエマーな気分は寝てないせいか⁈

途中の道で臨時トイレが出来てた。そのままスルー。見覚えある道に来て一安心。もうすぐラストのエイドの筈だ!

富士小学校に4:18着。ここでは吉田うどんをいただく。トイレも済ませてあとはひと山越えるのみ〜!ちょっと早いかな?と思ったけどウィンブレを脱いでしまう。ゴールが見えてきたと思った。

4:39最後のエイドを出る。
この最後のひと山である霜山の登りが予想外に辛かった。ひと山のくせにふた山以上あるんじゃないか?くらいに延々と九十九折の道が続く。どこにピークがあるんじゃい⁈とちょっと投げやり気味になる。
そろそろ頂上に近いかな?と思う頃、応援の男性があと標高320m登ります。まだ半分です、的な事を言うじゃないですか(; ̄O ̄)
ちょっと気分がメゲたけど、逆に心構え出来て良かったかも?
そしてようやく、あとは下りだけですよ〜!のスタッフさんの声。
頑張って下りますよ!
空は曇りながらも白んできてもうヘッデンはいらなかった。

この後のコースを頭の中でおさらい。山道はどのくらいか分からないけど下り口はちょっと河口湖駅方面へ戻る感じでそこから湖畔を回って河口湖大橋をわたらなくちゃいけない。

下りの山道必死で駆け降りる。早くしなくちゃと思いながらもどうしてもシューズの中に入った小石とかが痛くなったので一回シューズを抜いでごみを出して履き直す。時間を取られても後が快適に走れるなら仕方ない。
なんか微妙な時間な気がする。ここまで来てゴールに間に合わないなんて悔しすぎる。周りのみんなも同じ気持ちなのかサクサクと下っていく。

ロードにやっと出る。ギリギリ歩いても間に合う感じ。前の人は歩いている。

だけど走らないと微妙に間に合わないんじゃないかな〜?だけど下りを必死に降りてきてちょっとブレイク必要・・・。少し歩いて息をととのえる。少し前の男性が歩いても間に合いますよね?走りますか?と聞かれ間に合う筈だけど橋の中央からは走るつもりです、と答える。

橋が見えてきたら何と、ボランティア参加のななみ父さんがいた!涙出そうなくらいホッとした安心感が湧いてくる。
ゴールでみんな待ってるよ。走れる?と聞いてくるので橋のピーク過ぎたら走る!と答えた。
あとちょっと。下りだから何とかなる。
走るといってももう大したスピードは出ないのだけど、湖岸のコスモスを見ながらゴール目指してひたすら走る。
これなら当初の予定通り10分前にゴール出来る!
最後のコーナーでえびちゃん、ビリちゃん、JIFUちゃんが待っていた。
travel-dbの旗を持てる?と用意されていた(*^▽^*)竿に幟じゃなくて良かった。小旗なら持てますよん♪みんなで手をつないでゴールした。

感無量!
ITJとおんたけ踏み台にしただけあってやっとトレイルロング、完走出来た〜\(^o^)/

明日の筋肉痛は怖いけどとにかく嬉しかった。
六花さんのハグを受け、念願の鏑木さんともツーショット写真撮ってもらい長旅を終えました。

多分、3月のITJ、7月のおんたけの関門リタイアの悔しい気持ちがなかったら乗り越えられなかった部分もあったように思う。

そういう意味では2つの大会を踏み台にしちゃっただけの事はあったかな。

これが完走出来なかったらロングレースはまだまだ力不足と諦めるところを踏み止まった感じ。

いいんだか悪いんだか?
まだまだ止められませんね。

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