1年前の立山若潮で3:49のPBをしてから後、2回のレースでそれを更新できず、今度こそはと満を持して臨んだ今年の勝田。

事前の思惑では、少なくとも5:15で行くつもり。

調子が良かったら、あわよくば3:40切りも狙っていた。

序盤、5:10でも十分余裕ありの感じだったので、ずっとそれで行けるところまで行く戦略に。

25キロまでは十分余裕で、もっと上がりそうになるのをガーミンを見ては抑える展開。

これなら3:40切りは確実、とほくそ笑む甘い期待は、やはり30キロ過ぎに砕かれた。

同じように走っているつもりでも落ちていくラップ。

自分では必死にペースアップしているつもりなのに、5:20台をキープするのがやっと。

いったんは3:40切りは無理、と諦めかけた。

このままゆるゆる走っても、PB更新は絶対間違いないので、これでいいや、という甘い誘惑に誘われる。

けれどあと3キロを残し、距離と時間をボケた頭で計算すると、もしかすると3:40切りができるかもしれない、ということに気付いた！

その後のラスト３キロは、なりふり構わず鬼の形相で、1秒でも速く、とゴールを目指した。

結果、3:40切りには18秒足らず。

残念と言えば残念ながら、すべて残らず全部出し尽くした感じなので悔いはなし。

レース後、足のあらゆる部分が次々につって、30分以上悶絶して身動きできなかったのも初めての経験。

これも激走のご褒美かと思えば、嬉しい痛さに感じた。