脳卒中
私が発症したわけではないのですが・・
最近比較的若い人の脳卒中が増えている。
昨日入院された42歳の男性
言葉のしゃべりにくさと、計算障害、そして右半身にに軽い麻痺。MRIでは大脳の左側に小さな脳梗塞が認められた。
MRIやCTを使った血管撮影の画像では、右の主幹動脈の一部が全く写っていない。つまり動脈硬化により完全に血管が閉塞してしまい、本来ならば重症の脳梗塞になってもおかしくないにも関わらず右側の脳には異常が生じていない。
側副血行路により何とか血流が維持されているようだ。
今回の脳梗塞の発症と関連した左側の主幹動脈は一部閉塞は見られるが右に比べれば軽い。しかしこれ以上閉塞が大きくなると再梗塞の危険がある。
いずれにしても42歳の若さで、今後も脳梗塞再発のハイリスクを背負って生きていかなくてはならないわけだ。
最近はこのような、動脈硬化から来る脳梗塞の発症年齢の若年化が目立つ(隠れ脳梗塞というのも含め)
過去には26歳で完全な右麻痺と失語症を残して退院した若者もいた。生活習慣病と言われながら比較的高齢の方に多い動脈硬化。もう人事ではないと思う。食習慣、飲酒、喫煙、脱水、過労、ストレス・・様々な要因が悪化の引き金になる。スポーツをやっていて体力には自信がある大丈夫、なんていうことは通用しない。
そんなことを考えながら、暑さの中脱水、過労の引き金になりうる仕事明けランを敢行。本当にきついだけで、最近は走っていても楽しくないことのほうが多くなっている。
一度脳ドックにかかってみようか・・結果が怖い。