kazooのrun note(ちょっと休憩中)

kazoo

性別
年齢49歳
身長173.5cm

2008年2月から娘に触発されて本格的に走り始めました。

モットーは「楽しく走る!そして絶対に足を止めない」
「自分自身の体と対話しながら走る事」です。

趣味はドライブ、旅行、サッカー、そしてランニング。
あとは美味しいお酒と美味しい料理があれば幸せです。

まだ、サブスリーは遠いですが、いつか狙ってみたい一生の目標です。

SWAC、TR2EC所属。

今後の予定

自己ベスト

石巻訪問

石巻に行ってきました。

そこは文章では表せない空気が流れていました。

コメントが難しいのですが、、、!

今回、何故石巻を訪問することになったかと言うと、元SWACの仲間であるYさんが、石巻の好文館高校で教員そして陸上部の顧問をしている縁からでした。

今回の震災で陸上部の建て直しに困っているとSWACの元コーチYさんに連絡がありそのYさんの音頭で選手と会員で陸上部に支援物資を送ったのがきっかけでした。

それまでは、この震災で自分が何をするべきか迷っていました。

義捐金、節電、チャリティーラン、どれも大事なことでしたが、自分の微力を感じていました。

支援物資が届くと送ったジャージやランシャツを着た陸上部のみんなの笑顔の写真が送られてきました。

涙が出てきたと同時に自分達が送ったものが直接喜ばれたことが凄く嬉しかったのです。

そこから、メールのやり取りが始まり、今回のベガルタ戦の出張をきっかけに石巻好文館高校の陸上部の皆さんに会いに行くことが出来たのです。

仙台から車で約1時間ちょっとのところに石巻はあるのですが、この日は県外ナンバーの車で大渋滞で2:30近く掛かりました。

多くはボランティアの方々で、地元ではボランティア渋滞と言うそうです。

これは、ボランティアの方々の責任ではなくマネジメントのオペレーションが出来ていない為の混乱の一角だと思います。

Yさんの案内で石巻の市内と住宅街、そして漁港と案内して頂きました。

今までメディアで見てきた惨劇が目の前にあり、言葉を失いました。

僕は戦争を知りませんが、まるで戦場の焼き野原に来た様な感覚です。

そして映像や写真では中々伝わらない空気感と臭い!

それはそこに立たないと解らないものでした。

道一つ隔てただけでの生死の境目を改めて目の当たりにしました。

目指す好文館高校は学校が津波の影響で練習出来ない為、石巻専修大学のトラックで練習しています。

そこについてビックリしたのはトラックの廻りのテント村です。

あまりの数のテントに、言葉が適切ではありませんが、キャンプ場かと思うほどでした。

ボランティアの活動は凄く大事なことはわかっていますが、いきなり作業中のボランティアの方々でなく、自由時間のボランティアの方々を見てしまいそこでの笑顔、ボールで遊ぶ姿、、、そして平然とトラックを横切る方々、、、戸惑いました!

志が素晴らしいボランティアの方々です。

24時間勤務でなく彼ら、彼女らにも当然自由時間や休息が必要なのは良くわかっています。

わかっているのですが、何故か違和感を感じてしまいました。

彼らから見るとこの時期に陸上の練習をするほうが異常に見えるのかもしれません。

感じ方が陸上部よりではいけないと思いボランティアの説明会を聞いてみるとリーダー達はしっかりしていてボランティアの心得、大学構内でのテントでの生活の話をしていました。

素晴らしい統率力でした。

どちらの考えも間違えでは無いのです。

すべては混乱なのかもしれません。

練習時間になると全員集合して先生であるYさんの話を聞く生徒の皆さん!

彼らも全員が被災者なのです。

家が流された子、お身内が亡くなった子、未だに避難所で暮らす子。

練習することで日常を取り戻そうと必死なのです。

傍らにあるカバンは僕らが送った去年のつくばマラソンの参加賞のバッグがありました。

感慨深く見ていると、いきなりYさんから僕の紹介があり一言と、、、挨拶より涙をこらえる事が精一杯で、、、ろくな挨拶も出来ませんでしたが、みんなに会えた喜びとスポーツの素晴らしさだけ繰り返していた様な気がしますが、、、?

練習を最後まで見学させて頂き、彼らの陸上に対する真摯さに感動しました。

そして被災者でもある彼らの日常に陸上がある事が嬉しかったです。

最後の挨拶でもキャプテンからのお礼の言葉にただただ握手で「頑張れ」しか言えませんでした。

石巻を後にして仙台に向かう車中でも、陸上部の彼らの姿が目に焼きついて離れません。

みんな、今の生活だけで精一杯で、未来もまだわかりません。

今回出会えた縁を大切にYさんを通じて彼らを応援していきたい思います。

そして、メディアの報道だけでは解らなかった石巻の現実もしっかりと目と心に焼き付けておきます。

最後に今回ご案内そして素晴らしい出会いをコーディネイトしてくれたYさん有り難う御座いました。

帰宅して勢いで書きなぐりました。

まとまらない混乱した文章ですみませんでした。

コメント

石巻専修大学のグラウンド横にボランティアのテント村があります。

石巻専修大学のグラウンド横にボランティアのテント村があります。

そのテント村に囲まれたトラックで練習する石巻好文館高校陸上部

そのテント村に囲まれたトラックで練習する石巻好文館高校陸上部

住宅街の一角に焼け焦げた車が、

住宅街の一角に焼け焦げた車が、

石巻市外から海方向

石巻市外から海方向

石巻漁港そばの道の中央分離帯に流されてきた立体看板

石巻漁港そばの道の中央分離帯に流されてきた立体看板