のびえ さんのランブロ

のびえ

性別
年齢50歳
身長156.5cm

2008年10月末よりランニングにはまり、2011年よりトレランもちょっぴりかじり始めました。これからは山登りも少しづつ増やしていきたいなぁ。

ラン目標
念願のサブ4は2013年4月になんとか達成(ネットタイム)。次は3時間45分・・・と思っていたけど最近はファンランだけになってるなぁ。
2015年になってようやく月100km以上走れるように。仕事と体調とうまく折り合って続けていけたらそれでいいのだ。

今後の予定

自己ベスト

川の道 3日目

5/2 10時過ぎからいよいよぶどう峠へ向けての登りが続く。...

ざっくり言っちゃえばひたすら登ってひたすら降りました、お終い!なのですが・・・。

そもそもこの時間から登り始める人いないんじゃないか〜⁈と思いつつも、このぶどう峠、越えてみたかったので躊躇なく向かいました。

標高685.5mの川の駅から1510mの峠まで約15km。登りって事もあり、進めど進めどてっぺんに着かない。

 途中までは車で来た釣り客などがいるけど基本、歩いて移動する人はいない。日陰もなく暑い中一人で黙々とひたすら登る。

地図見てもカーブのうにゃうにゃ加減が凄い!そして今自分がどのカーブにいるのか段々分からなくなってくる。昔少し教えてもらった地図読みの知識を思い出しながら自分の位置を確認してまだまだ峠が先だとひたすら上に向かう。

途中で休むような場所はなく、ほとんど車もバイクも来ない事をいい事に地べたに座ってちょっと休憩。足裏もマッサージ。歩いているからか登っている間はあんまり足裏のマメは気にならず。

地図の中にある鉄塔の線を目安に自分の位置を確認。後もう少しかな?まだかな?CP9の志賀坂峠からCP10のぶどう峠までは9時間42分かかったけど、峠は思ったより突然現れて、本当にここ峠で良いのかな?と大きな石の指標があるのに疑ってしまった。

300m先にエイドあるよ、の貼り紙が残っていたけどもう撤収しているのは分かっていたのでさほどがっくりはせず。峠を越えたら本当に後は下りだけ!山の中みたいに鞍部がないのでニセピークもなく、医者の例え通り、峠さえ越えたら後は下り〜!

ただ疲れた足にマメもあるとそうそう快適には下れないけど、やっぱり登りよりはペースが上がる。トレイルで覚えた知識で道を直線的に下らずちょっとジグザグ目に下って大腿四頭筋の負担を軽くしながら下る。

北相木村に着き、民家が見えて来た〜!人里だ〜!標高下がった分⁈とっても暑い。水分が心許無くなってきて、自販機を探したけど、全く見あたらず。このまま水分補給出来ないとまずいと思い、ペースもあまり上げずに進む。

脱水になりそうでどうしようかと思っていたら、後ろから来た車の方が、水足りてますか?と声をかけてくれた。

明日、私設エイドを移動しながら出す予定だったそうでしっかり1Lお水をいただき、救いの神様に見えました!あのままだったら絶対熱中症で行き倒れてました。

しかし、小海までがまた遠い!日が暮れる頃にようやく手前まで来た。小海大橋の手前のトンネルの分岐が道沿いか?トンネルINなのかちょっと迷う。地図を見直してトンネルくぐってCP11小海大橋(228km)にようやく到着。18:52。峠からは4h10minで来れた。ここだけは予定タイムだけどなんせ出発時間が遅かったからなぁ〜。あと2時間早く着きたいところだった。

夜になると街に下りて来たとはいえ東京より標高高いから案外寒い。相変わらず一人で黙々と進む。峠越えから最初のコンビニまであと少し。5/2 10時に川の駅を出てから久しぶりのお店!おにぎりとあんまんとカフェラテでお腹を満たす。

次のCPまでは峠越えよりは平坦な筈だけど遅々として進まない。足裏のマメが痛すぎる。片足に4個づつ出来てる。こんなに連なってマメを作ったことがない。街中なのにヘッデンないと歩道は進みにくいくらい暗い。街と街の間が遠くて都心のようにずっと明かりが続くわけではない。周りが暗いうちは目的のCPではない。

245kmでもう関門まで1時間ない。まだ15kmほどある。どうあっても間に合わない。なんとか必死で関門に間に合わそうと思ってペースは遅いながらも一応走っていたけど、流石にちょっと気持ちが切れた。

でも最後まで、次の関門の小諸までは自分の足で移動したかった。もう足に無理はさせて速く動こうとは思わなかったけど、全歩きでいいからとそのままコースを辿っていった。ペースがガクンと落ちたけど川の道のコース上を進めるのは嬉しかった。翌日、小諸スタートのハーフの部があるから預けた荷物はまだ小諸に残しておいても大丈夫と思い、そのままひたすら進んだ。CP11長土呂南251.7km 5/3 03:12着。

5/3小諸に0:00に着かなければならなかったのにに・・・。ついに朝日も昇り・・・。なんとかハーフのスタートは見送りたい!

川の道
タイムオーバー後

本来なら5/3の0時までに小諸に到着しなくてはいけなかったのだけど、最後は1kmに20分もかかる。

ほとんど人がいないのをいい事にうーうーうめきながら歩いたり走ったりしてた(笑)途中、ちょっとタクシー使ってワープするか⁈とか思ったけど、マメが痛いだけで筋肉痛とか腰を含めて節々が痛いとかはなく、むしろ他は元気だった分、遅くしか進めない自分に腹が立ったりした。

ずーっと一人だったのもあり、道中、メッセンジャー送って励ましてもらったりした。メッセンジャー送りつけられたかた、本当に夜中とか朝方とかなのに返信してくれてありがとうございました!

おかげで知らない土地をずっと一人で歩いていたけどそんなに淋しくなかったかな。ようやく長土呂南(251.7km)に着き、角のセブンイレブンに寄ったのが3:32。あと7km!

もうすぐ着きそう!とメッセンジャー流したら小諸駅付近で忠さんと出発している筈だった松田さんが迎えてくれた。顔見たら安心して泣きそうだったのでホテルの中で待ってて〜と言ったのに外で出迎えられてすごく顔が緩んじゃいました(^^)

小諸グランドキャッスルホテル、関門時間6時間50分もオーバーして到着!ちょっとでも走りたかったけど全然走れなかった〜。

自分が頑張った以上に凄く頑張ったねぇ〜!と労われてとっても照れてしまいました。嬉しいのとよく分からない感激と感謝と色々な想いが入り混じって泣けてしまいました。

長い長い道のり、CP13小諸グランドキャッスルホテル(259.6km地点)5/3 6:50にようやく到着。

小諸着く前からもう既に次の機会を考えていました。来年も走れたらどうしたらいいのか。色々対策練らないと〜!終わった途端にもう川の道ロスです。

色々大変だったけどやっぱり楽しい!と思える。そして知り合った人同士の絆が深まっていくのも凄く良く分かるなぁと思いました。

半分で旅は終ってしまったけど、また旅に出る機会を楽しみに日々地図を見直してしまうのでした。

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