湘南オヤジ さんのランブロ

湘南オヤジ

性別
年齢55歳
身長171.0cm

湘南地方に住む中年オヤジです。
登山のためにやっていたランニングですが、
今や手段と目的が逆転してしまい、マラソンにはまっています。
職場の同僚が、Foreranner405を、皆に見せびらせかて喜んでいるのに刺激され、廉価モデルの110を購入してしまいました。
ますます「走らなくては」という、強迫観念が強くなりそうですが、けがに気をつけながら、といってもすでに左ひざを痛めていますが、コツコツと走り続けていきたいと思います。

今後の予定

自己ベスト

奥久慈トレイル試走 大失態

5月31日の奥久慈トレイル50キロ(実際は57キロ?)の試走。

今回はスタートの袋田から竜神の大吊橋の前半26キロ部分。

袋田の滝を10時45分に出発。

今回のコースのうち男体山までは14年前に登山で行っている。

600m級の山なのでとタカをくくっていたら、

結構なアップダウンが多く苦められた記憶がある。

いきなり月居山への標高差250mの階段の急登

この先の厳しさを予感させるような激登り

月居山からも小刻みなアップダウン

第2展望台からあたりからは少しづつ走れるようになる

白木山の分岐から白木山を目指すが

途中トレースがはっきりせず薮が深いので

一つ手前で一旦ロードに下りる。

そして男体山に登り返す。ルートがいくつかあり

ちょっと迷う。

山頂には13時半。600m級にしては

高度感のある素晴らしい展望。

大円地越を経て大円地集落まで標高差400mを一気に下り

鷹取岩へ再度登り返すが、ここの登り口がなかなか見つからず

タイムロス。今回持参した25000分の1の地図とにらめっこしながら

やっと見つける。民家の軒先を通過して再び登山道に入るが

この辺りの急登から体力の消耗がひどくなりペースダウン。

鷹取山からも頻繁なアップダウン。

釜沢越の分岐から東側に湯沢峡に下りることになっているが

なかなか分岐が見つからず

分岐点には赤いテープの目印があるも

それに従ってコースに入ると深い薮で前に進めず

戻ってテープのついていないコースに入っても同様

急な藪の中の急降下もあり

時間がどんどん過ぎ、気持ちにも焦りが出始める。

帰宅後地図とガーミンの形跡を照らし合わせてみると

やはり釜沢越の分岐を見逃したようで

反対側の東側に向ってしまっていて、篭岩のピークに入ってしまった。

地図にはこのルートの記載はなかったが

途中までしっかりとしたトレースがあったので

入り込んでしまったようである。

この先も結構コースが入り組んでいるようで、

最終バスの18時に竜神の大吊橋に

到達するのが難しくなってきたので

一旦引き返すも、この時も深い藪の中

ルートを誤りさらに東側に進んでしまっていることがわかる。

しかしこのときは気持ちが焦ってしまい

磁石で方位を確認することもやらず

結局沢に降りてしまう(竜神川)

道に迷ってしまった時に沢に降りてしまうのは

よくないことはわかっているにだが

どこかに一般道の登り口があるのではと

期待しながら下るはめに

しかし至る所急流になっていて

場所によっては腰から胸に浸かってしまうことも

両岸は急峻な断崖になっているところが多く

だんだん暗くなってきて、これ以上動くのは危険かな

とビバークを覚悟したところ左岸にマーキングが!

今日は何度もこのマーキングに振り回されていたが

このときは地獄に仏とばかり

またしても深い薮だったが、ぐいぐいよじ上ること15分

大きな道標が!助かった〜と思って見ると

何と亀が淵となっているではないか!

今日の目的地の竜神吊橋の4キロ手前地点である(嬉)

ここから先は林道なので暗くても何とかなる

沢を下っている時何度も転び、至る所打撲痛はあるが

大幅遅れであったが何とか21時に竜神吊橋下に到着

本来ならここからは急な階段を上りきり吊橋に至るのだが

登り口は閉鎖されている。

調べてみると橋に上がれるのは17時までとのこと

とりあえず今日中の帰宅はあきらめ、自宅に電話。

寒かったので着替えをするが、

流石にFine trackのメッシュの肌着

あれだけ水に浸かったのに全く濡れていない

軽量化のため最初水戸駅のコインロッカーに

着替えを預けることも考えたが、持ってきてよかった。

ザックも完全に水に浸かることが何度かあったが

防水袋のおかげで中の荷物は殆ど濡れていなかった。

しかしウエストポーチに入れていた

デジカメは濡れてしまい操作不良に。

おまけに荷物の整理をしていた時SDカードを取り出してしまい

その場に置き忘れてしまう。

身支度を固め25キロ先の常陸太田に向けて22時出発。

走る元気はなく、暗い県道を若干の早歩きで進む。

心身とも辛かったが、河原のビバークに比べれば

ものの数ではない。今日1日の反省をしながら5時間半かけて

常陸太田駅に到着。しかし始発まで2時間以上あり駅前で待つことに

これも寒かったがビバークに比べれば・・。

鈍行を乗り継自宅に戻ったのが11時

筋肉痛に加え、あちこちできた打撲による痛みも辛い。

 

今回出発前、25000分の1の地図で入念にコースチェックを

行い、他の人の奥久慈トレイルの記録を読ませてもらっていたのだが

現地は想像以上にトレースが張られていて

何度か迷ってしまう場面もあった。

深い薮により行く手を阻まれ、冷静さを欠いてしまい、

結果基本的なことがおろそかになってしまい、

遭難の一歩手前になってしまった。

今回無事に帰還できたのは単に運がよかっただけである。

もっと読図を勉強しなくては

トレランばかりやっていると、やれコースタイムがどうの

上り下りのテクニックがどうのといったことばかりが

話題になってしまうが、

やはりもっとキチンと山のルールを熟知していかないといけない

今回バスの時間もあり、当日の関門時間の事も考え

竜神大吊までを7時間前後と考えていたが、後半の15キロは

自分にとって初めてのルートの上、比較的人の入らないルートであったこ

とを考えると計画的に無理(無茶)があった。

当日はマーキングもしっかりつけられて

要所ではスタッフの方達が案内してくださるのだろうが

今回は全く勝手が違う。せめて鷹取岩くらいで引き返すべきであった。

それにしても奥久慈トレイルの厳しさ!

昨年は35度の高温多湿の中で行われたというが、

まさに想像を絶する世界。体調を万全にしておかないと

おそらく完走は不可能だろう。いや、万全であっても

少なくても今の自分には完走は難しいかもしれない。

竜神からの後半30キロは林道が多くなるが、そのときまでに

どこまで足が持つか。そして最後にも

往路で辿ったアップダウンが残されている。

最終関門がゴールまで6キロくらいの距離なのに

17時と終了時刻の2時間半前とかなり長くとっていることから

最後の厳しさが窺い知れる。

後半部分の試走をどうするか・・思案中である。

とにかく何から何まで反省材料てんこ盛りの1日であった

奥久慈をなめるんじゃね〜!と山の神様に叱られているような気持ち。

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