分水嶺トレイル Aソロ
ふと思い立って、応募してみた分水嶺トレイル。
一人で山に入るようになって、秘かに憧れていた大会。従来のトレランレースにちょっと飽きてきたというのもある。
今の自分の山力では審査は通らないだろうなー。でも応募してみよっ!と締切ギリギリにエントリーシートを送付。
なんと!審査に通ってしまい、チャレンジできることになった。
分水嶺の事務局は女子に甘いという噂は本当か?(笑)
ちなみに分水嶺トレイルとは。。。
2011年より始まった健脚縦走のトレイル大会です。
秩父奥多摩甲斐国立公園の4つの百名山(雲取・甲武信・金峰・瑞牆)と4つの分水嶺(多摩川・荒川・富士川・千曲川)を3日以内で踏破し、南牧村の獅子岩までたどり着く、登山道ほぼ100%、ファストパッキングスタイルの、タフで楽しい縦走大会です。。。HPより。
TJAR、UTMB、トルデジアンに出る人たちが好んで出る大会としても有名だし、トレラン出身者より山屋さんが多いのも特徴。
とっても楽しみだけど、装備やらコースやらCTの組み立てやら、まったく分からない状態から始まった。
大会の1週間前くらいに風邪をひき、気持ちも装備も最終段階まで練りきれないまま、風邪も治り切らないうちに当日を迎えてしまった。
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初めての分水嶺トレイル Aソロ。
CP2 雁坂小屋にて、下山しました。
雲取山辺りから降りだした雨は、夜になってさらに強くなり気温もぐんぐん下降、尾根線では風も吹きつけ、しっかり動いていても自分の汗で濡れたインナーが冷えて寒い〜!濃霧で視界も制限され、バリルートの西御殿岩へプチロスト。ここで体力メンタルかなり削られた〜(~_~;)
楽しみにしていた水干や小さな分水嶺を見ながら巻き返し、ようやく雁坂小屋に到着したものの、この天候の中遮るもののない尾根線でさらに標高上げて行くことを考えると、自分の力量からCP3大弛小屋まで辿り着く算段がどうしても見つからない。。。途中唯一下山できる甲武信ヶ岳からの激下りはズルズルのガレガレで絶対避けたい。。。眠くもなく体力も足もまだ残ってはいましたが、寒さで震えが止まらず「下りよう」と。
予想以上の雨や寒さに対応できなかった装備、体力、メンタル、経験など、自分に足りなかったモノやコトは数え切れないけれど、一番の反省点は、下ばかり向いて歩いていたことかな。霧や雨や闇で景色は臨めなかったし、ふだんならそこまで気を遣わない登山道も雨+夜で、片方切れて崖やイワやドロドロでいつも以上に慎重に足を運んで行く必要はあったものの、タフな状況であればあるほど、尚更楽しむ気持ちが大事なのに〜。
それでも時間を気にせず好きなだけお山歩きを楽しめたとても幸せな時間だったなぁ。。。と、何度ブラシで擦ってもゆすいでも茶色の水が出てくるシューズを洗いながらニヤニヤしたり。。。完走はできなかったけど、このタフな状況でのソロの経験は大きな糧になったはず。来年は獅子岩で美味しいビールを飲みたいものです(^.^)
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だいぶん様子も分かったので、来年リベンジを誓う!