GARMIN Forerunner 310XTは、
ウルトラランナーならびにトライアスリート向けのモデルです。
色のバリエーションは右の写真の1種類のみです。
一般のForerunner 405との主な違いは以下の通りです。
20時間稼動
まず、下の表の写真をご覧下さい。これらの写真は、ほぼ同じ縮尺です。
GARMIN Forerunner 310XTは、Forerunner 405や405CXよりも、一回り大きく、そして、若干重くなっています。その分、バッテリーが大容量になり、フル充電で20時間駆動できます 1。
ウルトラマラソンなど、7時間 2を越えるレースに出場される方、あるいは、トレーニングでも頻繁に長時間走られる方には、Forerunner 310XTをお勧めします。
また、表示画面のサイズが大きいですので、文字のサイズも大きくなりました。この点を気に入られてForerunner 310XTを購入される方も少なくありません。
- フル充電に要する時間は、405/405CXも310XTもほぼ同じく約3時間です。
- Forerunner 405/405CXのバッテリー駆動時間は仕様上「8時間」となっていますが、経年劣化を考慮すると、7時間と考えるのが現実的です。
| 405 / 405CX | 310XT | ||
|---|---|---|---|
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||
| 本体 | サイズ(巾×高さ×奥行き) | 4.8×7.1×1.6cm | 5.4×5.6×1.9cm |
| 重量 | 60g | 72g | |
| 表示画面 | 大きさ | 直径 2.7cm | 3.3×2.0cm(巾×高さ) |
| 解像度(巾×高さ) | 124×95ピクセル | 160×100ピクセル | |
| バッテリー駆動時間 | 8時間 | 20時間 | |
| 防水 | IPX7 | 50m | |
水泳でも装着可
Forerunner 310XTは50m防水です。装着したまま泳いでも構いません。タイムを計ることもできます。
しかし、以下の3点にご注意下さい。
- ダイビングはしないで下さい。
これはダイバーズウォッチではありません。「50m防水」というのは、装着したまま水深50mまで潜って良いということではありません。 - 水泳中、正しく測れるのはタイムだけです。距離やスピードは測ることができません。
GPS衛星の電波は水を通りません。時計が水中にあるときは、電波は切れた状態になります。手が水面から出たときにGPS衛星の電波をキャッチすることもありますが、計測された距離やスピードは正確ではないとお考え頂いた方が良いでしょう。 - 水泳中、心拍数を記録することはできません。
某サイトに「泳ぎながら心拍数の記録ができるようになりました」と書いてありますが、これは誤りです。
心拍計とForerunnerの間の無線通信は水中ではうまく行きません。理論的にもできないはずですし、弊社では実際に実験をして確認致しております。
ただし、トライアスロンのレースにおいて、トランジションタイムを短縮するために、スタートから心拍計を装着しておいて、そのまま泳ぐ方もいらっしゃいます。この場合は(水泳時にも心拍計を装着する場合は)、心拍計は必ず高級心拍計にして下さい。
トライアスロンのレースで便利なAuto Multisport機能
Forerunner 405/405CXにもランニングモードと自転車モードがあり、モードを切り替えることにより、速度の表示(ペースかスピードか)やラップの間隔などを切り替えることができます。
しかし、データの表示項目を変えることができませんし 1、また、一つのレースの中のランニングと自転車の合計のタイムを表示することができませんので 2、トライアスロンやデュアスロンのレースにおいて使いやすいとは言えませんでした。
これに対して、Forerunner 310XTは、以下のように、トライアスロンやデュアスロンのレースで使いやすくなっています。
- 運動の種類が増えました。
まず、ランニング、自転車のほかに、その他が追加されました。水泳やノルディックスキーなどが想定されています。
また、自転車も3台まで登録することができるようになりました。
データの表示項目や表示形式も各運動の種類ごとに設定することができますので、運動の種類を切り替えるだけで画面表示も切り替わります。 - Auto Multisport機能が追加され、各区間のタイムのほかに、レース全体のタイムを計測・表示できるようになりました。
travel-db for Runnersでは、Auto Multisportで記録された一連のデータを1つの地図や1枚の表に連続して表示することができます(下図)。

- 例えば、「ランニングモードから自転車モードに切り替えると、これまでペースが表示されていたところにスピードが表示されるようになる」というようなことはできません。
そのため、Forerunner 405/405CXでは、最大4ページある表示画面を、1ページ目はランニング用、2ページ目は自転車用というようにカスタマイズし、運動の種類を切り替えるとともに表示するページも切り替えるようにするのが一般的な使い方になっています。 - 運動の種類を切り替えるとタイマーはリセットされてしまいます。
心拍数を用いた正確な消費カロリー計算(心拍計使用時)
GARMIN Forerunner 310XTは、ファーストビート・テクノロジーズ社の技術を導入し、心拍計を使用しているときは、心拍数を用いて正確に消費カロリーを算出します。
一般ランナー向けの405では、消費カロリーの算出に心拍数を用いていません 1。
同じ性別・年齢・体重の人が、同じ距離を同じペースで走った場合、余裕を感じながら走っても、限界に近い状態で走っても、消費カロリーは同じ値になります。
一方、405CXは310XTと全く同じやり方で心拍数を用いて消費カロリーを計算します。
以下、405CXで観測されたデータを使って説明します。
右の図は、「男性、47歳、177cm、56kg」のランナーの実測値です。1kmごとの平均ペースとそのときの消費カロリーをプロットし、405と405CXとを比較したものです。
全体的な傾向は似ていますが、405CXの方が広く分散しています。これは、同じペースでも心拍数が異なるため、結果として算出される消費カロリーが異なるためです。また、このランナーの場合ですが、1km当たりの消費カロリーが405CXの方が10kcalほど低く算出されています。
Forerunner 310XTと心拍計を用いれば、ランニングで消費したカロリーを正確に把握することができますので、以下のような方に特にお勧めです。
- ダイエットをされている方
- カロリーコンロトールをしながらトレーニングをされている方
- 効率のよい走りを追及されている方
- 消費カロリーの算出に心拍数を使っていないことは、心拍計を着けて走ったり、着けないで走ったりして、算出された消費カロリーを比較すると分かります。
地図の表示
Forerunner 310XTでは、右の図のような簡単な線画による地図を表示することができます。
自分が辿ってきた経路や現在向かっている方角が分かるだけでなく、予め登録しておいた場所も表示することができますので、目標との位置関係(方角)や距離も分かります。
詳細な地図と照らし合わせることにより現在位置を正確に把握できますので、登山やハイキングなどで「道に迷ったかな」と思ったら、是非地図を表示して確認して下さい。
バイブレーション
Auto Lap(自動ラップ機能)でラップを自動的に記録したときや、バッテリー残量が少なくなったことをお知らせするときなどに、画面に、右の図のようなポップアップウィンドウが表示されますが、Forerunner 310XTでは、このときピッと音が鳴り、同時にブルブルッとバイブレーションして知らせます 1。
携帯音楽プレーヤーで音楽を聴きながら走るときなどに便利です。
- 音もバイブレーションも、それぞれ個別に、オン/オフすることができます。
405/405CXにあって、310XTにはない機能
逆に、Forerunner 405や405CXにはあって、Forerunner 310XTにはない機能もあります。
- まず、時計としては使えません。
当然、時計にかかわる機能(例えば、海外の時刻を表示する機能やアラーム機能)もありません。
普段使いを想定していないので、デザインも武骨な「仕事人風」です。 - 表示項目に、"Time - Last Lap"(前のラップの所要時間)がありません。
インターバルトレーニングのときにとても重宝するのに、、、 - Simple Workouts(単純なトレーニングメニュー)がありません。
12分間走をやるのが意外と面倒です、、、
travel-dbオリジナルの詳細な日本語ドキュメント
Forerunner 310XTの難点は、メニュー体系が分かりにくいところです。
そこで、travel-dbでは、詳細なメニュー系統図をご用意しました。
GARMIN社さえも作っていない世界で唯一つのメニュー系統図です。
travel-dbで購入したときに付属する日本語ドキュメントに関しては、こちらをご覧下さい。



