湘南オヤジ さんのランブロ

湘南オヤジ

性別
年齢58歳
身長171.0cm

湘南地方に住む中年オヤジです。
登山のためにやっていたランニングですが、
今や手段と目的が逆転してしまい、マラソンにはまっています。
職場の同僚が、Foreranner405を、皆に見せびらせかて喜んでいるのに刺激され、廉価モデルの110を購入してしまいました。
ますます「走らなくては」という、強迫観念が強くなりそうですが、けがに気をつけながら、といってもすでに左ひざを痛めていますが、コツコツと走り続けていきたいと思います。

今後の予定

自己ベスト

UTMF 2〜3日目

パノラマ台から本栖湖に降りて、樹海トレイルを4キロほど進み、8時18分に精進湖のエイドへ。行動中は睡魔がひどかったが、せっかく横になってもさっぱり眠れず。1時間ほど滞在して重い腰を上げて勝山へ。

ここのパートは国道沿いに長い緩やかな登りが5キロ以上続く。これが結構きつく、試走では立ち止まることなく進めたが、今回は何度か立ち止まってしまう。気温も上昇。鳴沢氷穴に到着後、足和田山へトレイルに入る。ここでの新緑もため息の出る美しさ、樹間からは残雪の富士の姿がくっきりと浮かび上がる。足和田山でははるばる三重県から応援に来ていたななみさんと遭遇(自分と同い年 今年は一緒に上州武尊に参戦予定)

足和田山からは河口湖畔の勝山エイドまで急降下。厳しい。

94キロ地点勝山エイドには12時28分。とにかく横になるが又しても眠れず。おい上がると、中村さん、そしてSTYのレースを終えたMORIちゃんとNamiちゃんの姿が。暖かい味噌汁とおにぎりで栄養補給して13時3分にスタート。

ロードを10キロほどたどり小倉山という小さな山を越え、道の駅を経て林道を登り、忍草山へ途中広大な裾野を広げた富士が見事。ここから113キロ地点の忍野のエイドまで下る。

忍野エイドでも1時間近く滞在して眠ろうと試みるがダメ・・。夕映えの中18時20分スタート。途中から林道の急登が始まる。苦しい。この先はゴールまで厳しい山岳地帯のアップダウンが繰り返される。

稜線に出て太平山、平尾山、そして石割山への厳しい登り。最後の石割山を登り切った後はしばらく座り込んでしまった。

石割山からは標高差500mを山中湖エイドまでを下り切る。

エイドスステーションでは暖かいストーウも焚かれてあり

このままここでリタイヤしてストーブに当たっていたいというような

不謹慎な気分になってしまう。

しかし、こんな遅い深夜に応援してくれている

中村さんの姿を見てしまうとそれもできなくなる。

23時30分山中湖スタート。

最初はガタガタするほど寒く防寒衣や手袋、

フリースの帽子を装着するが、行動しだすとすぐに火照ってしまい

10分ほどで不要になってしまう。

漆黒の闇の中 明神山 高指山 山伏峠を経ての頻繁なアップダウン

そして月明かりの富士の美しさ!

しかし、体調は思わしくなく途中何度も座り込んでしまう

強い吐き気と睡魔、そして幻視が絶え間なく現れる

標高差3000m近い急斜面を登りきって

日向峰を過ぎると2回目の石割山までは後少し。

石割山を4時半前に通過、なんとか関門閉鎖の10分前ほどに

二十曲峠に到着。あと27キロ。5時前にスタート。

ここで2回目の朝を迎え少し気が楽になる。

立ノ塚峠を経て杓子山への登りに取り付くが

殆ど人がいないこともありゆったりと登れる

背後にはスゥィーパーの姿が。

杓子山には7時30分に到着。素晴らしい展望。

後は富士吉田の最終エイドまで9キロ。関門閉鎖まで1時間半ほど。

通常なら十分行ける距離だが、明見尾根の急降下に手こずり

林道に出た後も思うようにペースを上げられず

最後のロードで少しあげるもなかなかたどり着けず

結局関門閉鎖の5分前に最終エイドになだれ込む。

ボランティアをしていた山室王子に遭遇

暑かったが富士吉田うどんが五臓六腑に染み渡る。

まだ食べられる・・!

あと13キロ、少し休んで標高差600mの霜山への最後の登り。

遮るもののない強い日差しの下黙々と登る。

再び睡魔が襲い始める。何回か試走で入っているコースなのに

行けども行けども終わらない感覚

11時30分に霜山山頂。あと3キロのトレイルの下りとロード4キロ

なんとか時間内にゴールできそうだが、

トレイルの下りでは足がさっぱり動かず焦りが

ロードに出た時点で結構迂回させられやきもきするが

ラスト2・5キロは河口湖畔を回り、長い河口湖大橋を渡りきり

travelの仲間が待つ大池公園へ

辛くも制限時間の10分前、無事45時間49秒30秒でゴール。

前半4時間以上あった貯金を取り崩しながらの完走。

厳しい体調が続き山中湖でやめようかとも思ったが

なんとか思いとどまったよかった。

左足の方は終始断続的な痛みは続いたものの

増強することはなく助かった。

ガーミンの計測は920−310−920のリレーで

46時間近くなんとか間に合った。

310はもう購入後7年以上になっているのに

最長の16時間守ってくれて助かった。920は15時間ほど

もう少し長持ちできないものか?

距離の方はほぼ168キロ。獲得標高は7879m 

コメント

75キロ付近、樹海トレイルの中、本栖湖から精進湖民宿村のエイドに向かう。中村さん撮影。

75キロ付近、樹海トレイルの中、本栖湖から精進湖民宿村のエイドに向かう。中村さん撮影。

足和田山付近にて ななみさん撮影

足和田山付近にて ななみさん撮影

忍草山からの富士

忍草山からの富士

石割神社

石割神社

A7 141キロ地点 山中湖きららにて。 残り40キロは、杓子山を始め厳しいアップダウンが続く。UTMFの核心部。 でももうボロボロ。リタイヤの文字も頭によこぎったが、この写真を撮影してくださった中村さんの顔を見るとそれはできなかった

A7 141キロ地点 山中湖きららにて。
残り40キロは、杓子山を始め厳しいアップダウンが続く。UTMFの核心部。
でももうボロボロ。リタイヤの文字も頭によこぎったが、この写真を撮影してくださった中村さんの顔を見るとそれはできなかった

2回目の夜掛けて杓子山からの大展望が広がる

2回目の夜掛けて杓子山からの大展望が広がる

眼下の富士吉田へこのあと標高差900m近く急降下。そして再び霜山への標高差600mの登り・・厳しい!

眼下の富士吉田へこのあと標高差900m近く急降下。そして再び霜山への標高差600mの登り・・厳しい!

富士がくっきり

富士がくっきり

河口湖大橋を渡りゴールまであと少し。先にゴールしたにこさんが迎えてくれる

河口湖大橋を渡りゴールまであと少し。先にゴールしたにこさんが迎えてくれる

45時間49分30秒、危なかった〜

45時間49分30秒、危なかった〜