奥久慈トレイル完走 リベンジ果たす
奥久慈トレイル50キロの部に参戦
昨年、レースマネージメントの失敗と
30度の暑さにやられ、第3関門でタイムアウト
初のDNFで悔しい思いをし、リベンジを誓った大会
今年は野辺山の翌週という厳しい日程となってしまい
不安を抱えながらの参戦
今回はにこさん、中村さんも参加
ちょうど1ヶ月前に3人で前半部分の試走も行っている。
スタートは5時30分。今回も気温が上がる予報だが
深い霧が立ち込め、ひんやりしている。
昨年まではスタート後、2・5キロほどロードを走った後
トレイルに取り付くが、渋滞が激しいいため、
今年はロードの区間を1キロ半ほど延長して
渋滞緩和への配慮がなされる。
スタート直後のダッシュは厳しく、途中から結構な急勾配になり
息が上がる。月居山手前で流れは悪くなるが昨年ほどではない
6時13分に月居山通過。この後は例により激しいアップダウンの連続
皆、ペースが速く全く息がつけない
気がついてみると霧は晴れ、雲海が。
しかし写真を撮っている余裕は殆どない。
白木山の厳しい登りを経て第1関門の持方には7時45分到着
昨年より10分ほど早着。
この先男体山〜大円地越を経て奥久慈の核心部とも言える
厳しいアップダウン地帯を気合を入れて走破
21キロ地点の湯沢峡エイドには9時30分。昨年より1時間早着。
ここからもアップダウンを繰り返し亀が淵には11時。
3キロほどロードを走ったところに
昨年同様、佳代子さんとそのご家族による私設エイド
まさにオアシス!
果物やコーラをいただき、竜神大橋の激登りを頑張る
第2関門竜神大橋には11時30分。昨年より50分早着
暑かったが、昨年より余裕度がまるで違う。
竜神大橋からも急な登り。でもまだまだ頑張れる
しかしこのあたりから、足の痙攣が起こり始める。
赤岩の私設エイドでもたくさんの飲み物、食べ物をいただく
過酷な奥久慈にあって、このような私設エイドがなくては
完走率がさらに下がってしまうのでは。
3キロほどロードの後は、奥久慈の第2の核心部
寺入沢の下降。コースは倒木も多く荒れており
滑りやすい岩場の下降の連続。
スリップする人もいる。
そこを通過した後は長いロードが始まる。
まず、東砂金神社への標高差400m近い長い登り
炎天下の下黙々と登るも、ここでも私設エイドが何軒か
本当に助かる。途中からトレイルに入り、
東砂金神社には13時30分。昨年より1時間15分。
まだ足が残っていたので、
この後11キロに渡る林道はなんとか走れそう。
神社の急な階段を登りきり林道に入る
昨年は足が終わってしまい早歩きしかできなかった箇所だが
今回はゆっくりキロ7分前後で走れる。
ここで足を温存していきながら、最後の10キロのアップダウンに備える
殆どノンストップで51キロ地点の第3関門の釜の平には15時15分
昨年より1時間30分早着
ここに来てやっと完走のめどがたってきた。
しかしこの後も、往路に通過したコースの逆走によるアップダウンが
待ち受けている。怪我のないように慎重に足を運ぶ。
釜の平からも標高差400mの登り返し。
16時10分 56キロ地点の最終エイドに到着
後6キロ。しかしこの後も、これでもかというくらい
激しいアップダウン。最後の月居山の登りに耐えた後は
残り2キロはゴールまで急降下。この時点で17時半すぎ
頑張れば12時間半を切れるのではないかという欲が出て
足を動かすが、ここでまたふくらはぎの痙攣が
つらないようにと恐る恐る進み、やっとロードに出た後からは
足もスムーズに動き始め12時間23分で無事ゴール。
制限時間ギリギリが目標だったので、
このタイムには自分自身もちょっと驚く
でも昨年のリベンジを果たせて感激!
9月の上州武尊120キロに向けて弾みつけたい
ただ、課題として30キロ以降に生じた足の痙攣
ナトリウムや芍薬甘草湯だけでなく
やはり脱水にも気をつけなくては。