穂高連峰縦走2日目
穂高連峰縦走2日目
北穂高を5時15分スタート
穂高連峰上空にだけ暗雲が垂れ込め薄暗い
飛騨側から強風が吹く
笠ヶ岳の上空には巨大な笠雲とスーパームーン
奥穂高に向けてスタート。
しかし軽い高山病なのか頭が重い
急な鎖場を慎重に下りながら最低コルへ
そこからは涸沢岳への急登。
足場がもろく滑落が許されない箇所を慎重に登る
7時に涸沢岳山頂。強風で視界ゼロ
穂高岳山荘に下り小休止後奥穂高に向かう
このまま強風が続くなら西穂高縦走は取りやめて
下山も考えたが、幸いにいて山頂ではいくらか風も収まり
視界も開けていたので、意を決して8時、西穂高に向かう
最初の難所の馬の背での下降では足場がうまく確保できず
かなり緊張した。若い時はもっとスムーズに行けたのに
ちょっとショックを受ける。
しかし、この先も難所の連続なので気を取り直して
絶対落石させない、スリップ、転倒しない
ということを肝に銘じ、気持ちを込めて足を進める
急な岩場では3点支持を厳守。
ジャンダルムには8時50分。
今回は直登ルートは避け信州側を巻いて登る。
ジャンダルム9時出発天狗のコルまでの急降下
ルートを見落とさないようゆっくりと進む。
天狗のコルからは間ノ岳を経て厳しいアップダウンの連続
しかしこの頃になると体の方もだいぶ慣れてきたのか
スムーズに足が動くようになる。
間ノ岳に11時。ここで韓国から来た登山者とすれ違う
テンション高く、頼みもしないのにカメラ出して、と撮影してくださる。
この人が奥穂に向かう最後にすれ違った人。
最近、昼前に西穂山荘を「これから奥穂に向かいます」などと言って
山荘のスタッフに止められる人がいたという
レポートを読んだことがあるが、西穂高山頂から奥穂高山頂までは距離は
3キロにも満たないので簡単に行けると
大きな勘違いをしている人もいるらしい。
間ノ岳から西穂高までもP3〜P1という名もない険しいピークを越え
11時55分 奥穂高から約4時間で西穂高に到着。
ここから先は比較的容易なルートになるが
独標までは岩場の急降下が続く。
ここで緊張の糸が切れて事故を起こしてしまう人もいるという
最後まで気を抜かず西穂高山荘を目指す。
西穂高山荘には13時40分。
下山は新穂高ロープウエイを利用。
ちょっと気が引けたが2日間頑張ったご褒美ということで・・
今回は軽装ということもあり一部の危険箇所を除き
比較的スムーズに進めたが
バランス機能は確実に落ちており
今後の課題の一つになった。