野辺山ウルトラを振り返って
朝起きると下半身全体の重い感じはあるが、今のところ筋肉痛はさほどではない。左の腸骨が痛むが、レース中痛かった小指をかばうような走り方をしたためか。
右ひざの痛みは相変わらずだが増強することはない。左足小指はまだかなり痛むが、発赤、腫脹は少し引いている。
夕方から軽く疲労抜きラン、走り出しは少し痛むが3キロくらいから消失。12キロでやめておく
今回の野辺山の振り返りと反省
①ペース配分
上りと下りのペース配分を意識してできたのはよかった。上りのあとはとにかく下りのペースを極力抑え、次の上りに備えたことで馬越峠の上り以外は何とか歩かずに上ることができた。
馬越峠の下りは足の踏ん張りが効かず、頑張ってもキロ6分30秒が精一杯であったが、もしあそこで調子に乗ってペースアップしていたら、最後の野辺山までの5キロ以上続く長い上りで自滅していたかもしれない。怪我の巧妙と言っていいかもしれない。
②フットケア
今回のレース中で一番苦しんだのは、左足の小指のトラブル、50キロ地点あたりから軽い違和感があったので58キロ地点のエイドステーションで手当をしかし少し手遅れだったようで、既に水泡ができており全体的に腫脹が出ていた。とりあえずウエストポーチに入れていた、ハイドロコロイドの創傷被覆材を貼り応急処置。痛みは出たり消えたりの繰り返しだったがラスト3キロで激痛が
でも最後だったので足を引きずりながらそのままゴール。この痛みがもっと前に出ていたら間違いなく途中棄権していたであろう。
今回のシューズはレース用の比較的軽量のアディゼロMANAというシューズ、ややタイトな作りになっていたこともあり、普段から履きなれていたシューズであるが、やはり長丁場のウルトラではもう少し幅広の靴にしたほうがよいのかもしれない
あと、左の小指は奈良マラソンんの際にも水泡ができた箇所でもあるので、リスクの高い部位としてあらかじめ被覆材を貼っておくべきであった
③栄養、水分補給
昨日のブログにも書いたが、エイドステーションが質、量ともに充実していたこともあり、特に水分を十分にとれたことが完走につながったのではないこと思われる26箇所のエイドの全てで必ず1杯以上は飲んだのでおそらく4~5リットルの水分は補給できたのではないかと思う。カロリー消費が4000kcal以上だったにもかかわらず体重減少が殆どなかったことがその裏付けと言える。
一方食べる方はというと、メインはおしるこ、そば、
うどん1杯ずつとオニギリ2個、味噌汁1杯だけで
あとはバナナやオレンジなどの果物、梅干と飴玉位だったと思う。もう少ししっかり食べられたらさらに力が出たのかもしれない。
ところで、一緒に参加されたharukaさん。トレランザックにしっかりと水と食料を詰めて水がなくなるとエイドステーションで補給されていた。この姿勢は大いに見習うべきだと思い、エイドばかりをあてにしてしまった自分は反省しなくてはならない。一応持ってくるところまでは来ていたのだが、エイドステーションの数を知り、今回は楽な方の道を選んでしまった。
最後に今回のコース、前半は八ヶ岳山麓の牧場風景、遠方には南アルプスや奥秩父山塊、カラマツの新緑、残雪の山稜、後半は素朴な山里風景、ラストは広大な高原風景(ただし一直線に果てしなく続く長い坂道にはうんざりしてしまったが)
と極めて変化に富んだ景観に癒されながらのレースだった。来年もまた参加し・・ようか・・な(迷)