サロマ湖100kmウルトラマラソン
2年振り3回目のサロマは80kmでDNF
敗因は、練習不足。この一言に尽きるんだけど、言い訳させてもらえるなら、やっぱ雨は苦手かも...
スタート時の天候は、本降りの雨で風も時々強く吹く。気温は12℃。練習だったらジョグならやるかもだけど、ポイント練、特に距離走はほぼ回避するレベル
しかし、この悪条件下で完走率は7割以上だったようで、やっぱりウルトラ走るようなランナーはしっかり準備してるし、根性あるなと思います。特に自己ベストを出したランナーはホント尊敬します
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10km毎ラップと振り返り
○10km 48'55 @4'54
スタート直後にシューズはグショグショ。最初は水溜り気にして走っていたけど、直ぐにどうでも良くなる。それでも序盤は雨による走り難さ、寒さはさほど感じず。調子はまずまずか
スタート前にトイレは済ませていたけど8.5kmで早くも1回目トイレ
○20km 47'58 @4'48
速いランナーとの対面区間。男子トップの板垣選手は凄いスピードで2位以下を引き離している。間もなく高田選手がやってくる。エールを送る。女子は加納さんがトップ
自分の方は、身体が温まってきたのか15~20kmは4'30台までペースが上がった。15kmで2回目トイレに入っても10kmトータルで@4'48
○30km 47'58 @4'48
20km三番茶屋折り返し後向かい風となった。前区間ペースが上がったのは調子が良い訳でなく追い風だったということで納得。対面すれ違い時の知り合いとのエール交換で自然とペースが上がってしまったのか向かい風だったが@4'48
○40km 49'13 @4'55
若干アップダウンある区間。早くも大腿四頭筋に乳酸溜まってきたのを感じる。雨で硬くなりがちな上半身(顔を含む)のリラックスを心がける
雨で時計が故障した(浸水とか言ってた)ランナーから「今どのくらいのペースですか」と聞かれる。「トータルで@4'50をちょっと切るくらい、このまま行ったら7時間台ですよ」と答える。内心、この時点ではシナリオA8:00行けんじゃないかと思ってた
○50km 48'46 @4'53
・・・のも束の間、右前脛骨筋と左腓腹筋に断続的な痙攣が始まる。ペースを落とし様子を見る。今度は逆に「まだ半分も走ってないのに脚持つかな」と弱気になりかけた頃、SWACメンバー(最終的に8:19でゴール)に抜かれたタイミングで暫く離されないように付いていったことで45~50kmは@4'48とリズムを取り戻す
○60km 53'06 @5'19
55kmレストステーションでジェルを補給しようとしたら、手がかじかんでふた(回すタイプ)を空けられず。ボランティアのおばさんにお願いする
58.5kmでトイレ3回目。3回目なのにビックリする量。この区間は一番アップダウンがありRSのロスも考慮すればタイムはこんなもの
○70km 51'30 @5'09
目標ペース@4'55±'05の上限@5'00を維持しようとするも脚が動かなくなってきた。余裕持って@5'00の目論見だったが、頑張っても@5'00届かずとなってきた。心肺、エネルギー的には問題無いので、身体の冷えによって関節の可動域が狭くなったかも
@5'00を少し上回るペースで何とか粘って走っていたけど、68kmの私設エイド斎藤商店で少し止まった後に走り始めようとしたらこれまで以上に身体が動かない。この時点でシナリオBの8:20を諦めシナリオC8:40に下方修正せざるを得ない状況に・・・
○80km 67'39 @6'46
70km以降はペースを落として回復を試みるも気温も低くなってきたのか、身体は冷える一方でドンドン脚が動かなくなる
73.8kmでトイレ4回目。トイレから出たらついに脚が全く動かなくなってしまった。8:40でゴールするための残りのペースを計算。思考力の低下も顕著。簡単な計算に時間がかかる
・・・@5'40。何とかこのペースを下回らないよう脚を動かす。しかし、ガーミンのラップペースは見る度に1秒ずつ確実に落ちていく。これまで抜いたランナーに抜き返される、決して綺麗なフォームと言えないランナーにも抜かれる
75km以降歩きも入れて回復を試みるも、気温低下に加えペースが急激に落ちた影響でさらに身体が冷えてきた。体力低下に比例して終盤一番大事な気力も急降下・・・
80km手前のエイド、スペシャル飲まず温かいお茶にする。ワッカ入り口の80km関門まで行ってみてどうするか決めることにする
お茶を飲んだが身体は温まらず走れない。歩きながら逡巡。「脚動かん、寒い、止めたい」いや「サロマくんだりまで来てDNFは無いでしょ。気合だ~」のせめぎ合い。そして、80km関門到着...
ワッカに入ったら帰って来る自身が無い。体力、気力とも限界だなと判断...スタッフに「リタイアします」と告げる。この時点で身体はかっちんこっちんに固まっていた
○リタイヤ後
80km関門からゴール地点までは3kmあるかないか。収容車に乗るのも何なので歩いて帰る。これがいけなかったか、どんどん、どんどん身体が冷えてきて、手と唇の振るえが止まらなくなってきた。1kmが長いのなんの。ゴールに辿り着いたときには低体温症の一歩手前でした。紙コップにコーヒーもらったけど震えて飲めません
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80kmのタイムが6:55
残り20kmを3時間(@9'00)で走れば(歩けばかな?)サブ10だった
今(6/29)になって考えれば、行っときゃ良かったかなと思わなくもない。しかし、ゴール地点へ着いた時の状態を考えると、ワッカに入っていたらかなりの確率で低体温症になっていたはずなのでDNFは良い判断だったと思う
これで、東京のラスト撃沈、野辺山の71kmDNFに続き、不甲斐ないレースが3つ続いてしまった
今回のサロマの結果を真摯に受け止め、今秋のフル、来期のウルトラに繋げていくつもり