このレースを知ったのは一昨年くらいからだと思う。

昨年エントリーしたかったのだけど仕事でどうしても休めない日程だったので断念し、今年ようやくスタート位置につくことになった。

とはいえ、200kmの距離。未知だ。旅だ。ペース設定が全然分からない。

とにかく前半９１ｋｍは特別アクシデントがない限り走れるとは思っていた。一応100kmの完走経験はあるからだ。そして今回のコースは岩手銀河や富士五湖ほど高低差もないはず。

だけど、次の日の大江戸コースを続けて走るというのはどんなもんなのか？？全く想像つかない。

前泊も考えたけどどうやら始発でも間に合うので移動中睡眠とればいいか、と思って当日朝は4:45起きで服を着て重い荷物抱えて電車に乗る。

川越に着いてから受付、着替えや装備チェックしてスタート準備。

服装は迷った末カーフでなくロングタイツにした。100kmの時カーフで足裏のむくみがひどかったので、今回はロングタイツにしてみる。夜寒いと困るので防寒もある。

足元はワラーチ♪

驚く人もいるけれど、自分としてはLSDほどワラーチの方がしっくりくる。

荷物を預けてスタート位置につく。計測はリストバンド。なくしたら大変です。スタートからしばらくは団体で地図を見なくても集団についていけば大丈夫。普段のjogペースでいく。

暑くもなく寒くもなく程よいくもり加減は走るのにちょうど良い。

12.7km　平成の森公園地点

この辺もまだ前後に人がいる。荒川自転車道に入る。自転車の方には集団で走るランナーに苦労されたろうな、と思うけどしばらく道なり。

最初の休憩地点、吉見エイド　21.2km地点　関門11:45　到着10:34

まだまだ周りの人も余裕。ただいつもよりみんなペースが速いと言っていて、かなり後方に位置しているようだ。ボリュームゾーンはとっくに過ぎているみたい。次のエイドまでまた荒川自転車道を延々と走る。

二度目のエイド　手島　32,7km　関門14:00　到着12:13

長い距離を走るので一応エイドの度に屈伸をする。このエイドを出る時一人だったのでちょっと道迷い。土手に出るな、の注意書きが渡された地図と共にあったに一度土手に行ってしまったがすぐに気づいて戻った。危ない危ない(^^;)

ちょっと先の荒川大橋からまた土手を行く。鹿島古墳群がある公園脇を通ったがこの辺、白鳥の飛来地だそうで看板がありびっくり。埼玉に白鳥、飛んでくるんだぁ・・・。

この辺から意識的にペースをもっと落とした。

ボリュームゾーンがどんなに先にあったとしてもこのペースで行ったら次の日が持たないと思った。それでもキロ８のペース。最初に思っていたのより早めのペースだ。

45.5km　重忠橋脇のコンビニでみんな休憩。ちょっと小腹が減るので小休止。ただ止まるとすぐ寒くなる。今度はR140に沿って走る。この辺から更に人がまばらになってくる。

3つ目　浄恩寺エイド　51.8km　関門17:00　到着15:18

更に寒くなってきた。走っていると丁度いいけど止まると冷えてしまう。人もまばらなので地図を片手に歩きながら確かめることが多くなる。道なりに進むだけでいい地点にくるまで油断ならない。

R254に出てしばらく道なり。だけど夕暮れが迫ってきてちょっと心細くなる。60.7kmのみどりケ丘歩道橋のあたりで暗くなってきた。この橋の下で女性が一人エイドを出していた。大江戸ナイトランに参加されるというのにここでエイドを出してくれているなんて、こういう大会に参加される方の底力を感じる。

しばらく一人だったが前方で男性二人連れと会ってしばらく並走。しかしペースが合わず抜かしてしまいました。暗い中一人で次のエイド目指して走る。一人だとやっぱり距離が長く感じる。目印のラーメンやが見えてほっとする。

唐子エイド　72.0km　関門20:45　到着18:49

ここでは女性のみプリンがもらえた♪嬉しいスイーツ！！

うどん２杯ペロッといただく。

このエイドを出発すると東武東上線の踏切を渡ったりしてまた川越に近いところへ戻ってきているんだなぁと思う。４～８人くらいのグループになりながら夜道を少しづつ前進。それでもまた一人になってしまったりする。

するっと誰かが横を抜けたと思ったらスイーパーさんで一瞬焦ったが小江戸のスイーパーさんだった。ちょっとペースを落と気味だったけど、この人に着いていけば小江戸の制限時間14時間で川越に着くハズ。ということはぎりぎり大江戸ナイトランから参加のすかぶぅさんのスタートの見送りに間に合うかも！と必死で着いていくことに。

ほぼ横並びでついて行ってちょっとワラーチや裸足ランのお話しが出来て貴重だった。そしてこの方の後ろについた時気が付いたのは裸足で走っていました！！一応ザックにワラーチ？ぶら下げていましたが。で、後ろから見ているとフォームに無駄がない！きれい！エコノミーな走り方は目からうろこ。あんななめらかに脚を動かせたら何キロでも走れそう～と思える。

ゴール後にこの時を振り返ると、ここで目にしたフォームの残像に助けられたなぁ・・・ということ。自然なフォームを意識出来たのは後半ペースの維持につながったと思う。

そして、ずっとスイーパーさんに着いていく予定だったのに左のワラーチの鼻緒部分が突然切れた。とっさにそのまま裸足で行こう！と走ってみたがやはりペースがまったく上がらない。このままゴールするだけなら裸足ランも試してみたかったけど時間がない。

ザックから予備のワラーチを出して履き替え。また一人になってしまい淋しいけど22:00ちょい前に川越に着こうと必死に走りながも道に迷っていないか不安。と、スタッフの誘導灯が見えてきた！朝のスタート地点、蓮馨寺に戻ってきた～！！

しかし到22:01。ちょっと差で大江戸ナイトランのスタートお見送りが出来なかった( ﾟДﾟ)