ちょっと 闘病中

ハリー

性別
年齢46歳
身長177.7cm

2012年秋に肺癌(末期)と宣告されました。
万が一に備え粛々と対処しつつ、前向きに闘病しています。なんとかなるさぁ。。

今後の予定

自己ベスト

激闘 女子10000m

諸事情により約4週間走ることができず、久しぶりに、再調整の目的で、多摩川河川敷を中心に約20km走った。

多摩川河川敷上の12kmは、10kmまでは1kmあたり4分55秒~5分のイーブンペースで走り、ラスト2kmはそれぞれ4分24秒、4分10秒とあげて、心肺に活を入れた。どこも痛くなることなく、久しぶりに気持ちよい汗をかいた。走った後のシャワーが気持ちよい。

多摩川河川敷を12km走る場合、多摩川大橋から6km行ったところで折り返すことになるが、この折り返し地点の南側に等々力競技場がある。実は、昨夜は、この等々力競技場に第92回日本陸上競技選手権大会(兼第29回オリンピック競技大会代表選手選考競技会)を観にきた。この大会は4日間開催されるが、この日は、女子走り幅跳び、女子走り高跳び、男子ハンマー投げ、男子400m障害、男子200m、そして、女子10000mなど、注目の競技が数多く実施されたのだ。S席の前売券は完売、スタンドは満員とまではいかないまでもかなり埋め尽くされ、熱気に包まれていた。そして、それぞれの種目もそれぞれ熱かった。

なかでも、女子10000mは素晴らしかった。歴史に残る名勝負と後世語り継がれることだろう。上の絵は、最後の一周。赤羽が残り300m、周回遅れの選手を抜かし終えた瞬間、満を持してラストスパートをかけた。小柄な体ながら、そのストライドは大きい。長距離ランナーとは思えない白い体が先頭に踊り出る。この前に一度しかけている福士はついていくことができない。渋井は離れない。そして、ゴール直前、渋井がもう一段あげ、赤羽をかわし、30分の激闘に終止符を打った。この間、競技場は歓声と悲鳴で揺れ続けた。私も声が枯れた。陸上競技でこれほど興奮するとは。

インタビューに応える渋井は明るかった。昨年の東京国際女子マラソンの表彰台の端っこでしょぼくれていた彼女とは別人のようである。しかも、終始福士と赤羽に競わせておいて、自分は体力を温存し、最後にトップに躍り出るようなクレバーな闘い方ができるとは。大きく成長した渋井の復活を祝福したい。

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