スイムウォッチ

スイムウォッチとは、水泳のトレーニングにおいて用いる時計で、泳いだ距離、時間、平均ペース、ストローク数などを計測します。

時計が距離を計測してくれますので、何ターンしたかを覚えておく必要がなく、トレーニングに集中することができます。

また、ストローク数をカウントしてくれますので、1分間に何ストロークしたか、1ストロークで何メートル進んだか、効率の良い泳ぎができているか、が分かります。

欧米では当たり前のように使われているスイムウォッチですが、日本ではまだ認知度が低く、存在さえ知らない方が大勢いらっしゃいます。そのため、施設によっては「時計を着けて泳いではいけません」と言われて使えない場合があります。お求めになる前に、ご自分が良く利用される施設で装着が許されるかどうかを確認して下さい。

Garmin SWIM

Garmin SWIM

スイムウォッチとしては、Garmin社のGarmin SWIMをお勧めします。

Garmin SWIMは加速度センサーを内蔵し 1 、泳法やターンを検知し、泳いだ距離、時間、平均ペース、ストローク数を記録します 2, 3 

他のスイムウォッチと異なり、腕の動きから泳法を検知する点に特徴があります。

また、ストローク数から、いかに効率の良い泳ぎをしているかを示す、SWOLFスコア 4 という数値も表示しますので、フォームの改善の目標を設定しやすくなります。

1.3cmと薄く、40gと軽量です。

CR2032という交換可能なボタン電池を内蔵し、標準的な使用形態で1年間持ちます。


  1. GPSは内蔵していません。
    プールで使用するためのもの(ラップ・スイミング用)です。オープン・ウォーター・スイミング用ではありません。
  2. 腕を動かさないトレーニングを記録するドリル機能もあります。
  3. 泳ぎ方などにより、泳法やターンや停止したことがうまく検出できず、距離が正しく記録されない場合があります。
  4. SWOLFとはSWIM+GOLFの造語で、SWOLFスコアとはプール長(1ラップ)を泳ぐのに要した平均時間〔秒〕と平均ストローク数の和です。少ないほど泳ぎの効率が良いとされます。例えば、25mプールを35秒かかって泳ぎ、その時のストローク数が14の場合、SWOLFスコアは35+14=49になります。

スペックシート

  SWIM
大きさ(巾×高さ×奥行) 4.8 × 1.3 × 4.4 cm
ディスプレイ解像度 55 × 31 ピクセル
重量 40.0 g
電池 CR2032(交換可)
電池寿命 1 年間 1
防水 50 m 2
泳法の検出 可能 3
ターンの検出 4 可能
ストローク数カウント 可能
消費カロリーの算出 可能
消費カロリーの算出 可能
表示項目の選択 可能
時計としての使用 可能
心拍計 使用不可

注意

  1. あくまでも目安の数値です。この時間を保証するものではありません。バックライトの点灯時間などにより、大きく変わります。
  2. ただし、ダイバーズウォッチではありません。
  3. 検出できる泳法:自由形、背泳、平泳ぎ、バタフライ
  4. 予め時計にプール長を設定しておくことにより、ターン数から距離を算出します。

データの管理

Garmin SWIMのデータの管理には、Garmin Connecttravel-db for Sportsを使うことをお勧めします。

Garmin SWIMに記録されたデータは、休憩中やトレーニング終了後にGarmin SWIM上で見ることができますが、是非、Garmin Connectやtravel-db for Sportsといったサイトに転送して、管理することをお勧めします。

以下のようなメリットがあります。

  • ラップごとの詳しいデータを、表形式やグラフ形式で見ることができます。
  • 日誌をつけたり、ブログとして公開したり、することができます。
  • 過去のデータと比べることにより、進歩の度合いを見ることができ、これから改善すべき課題が明確になります。

なお、Garmin Connectでは、ラップのデータのグラフ表示が非常に見にくいです。travel-db for Sportsでは、その点を改善していますので、是非併用されることをお勧めします。

マニュアル

Garmin SWIMに付属のマニュアルだけでは使いこなせないとお感じになられた場合は、ここのページから、株式会社travel-db特製の『徹底ガイド』をお求め下さい。