一年 待ちました
昨年、コロナウイルス禍で一年延期をした川の道フットレース。
今年になってもウイルスの感染対策で東京は緊急事態宣言が出され、今年も開催出来ないのではないか??と不安がよぎった。
急きょスタート場所が川越に変更。距離も10km少なくなった。
前日の説明会も午前の部と午後の部に分けて密を避ける。
例年ある私設エイドは今年は自粛のお願いが出され、スタート時間もウェーブ方式で受付の10分前になってからスタート場所に行くとのことでいつものように全員での記念撮影もなし。
ゼッケン番号の遅い順からスタートなので私は9:00~9:10の間のスタート。ベテランの番号が若い人とは一時間の差が出来る。
一人づつのスタートはちょっと心細かったけれどすぐに後ろから速い人たちに追いつかれる。普段はスタート前にしか話せない人たちとも会話が出来て、ある意味貴重な時間をもらった。
川越の駅から伊佐沼までは小江戸大江戸のコースとほぼ一緒。川沿いに笹目橋まで東京方面に進み、笹目橋を渡って従来コースに合流する。
天気は程よく気持ち良かった。やや暑かったけれど風もありラン日和だったと思う。土手沿いに数人で走る時もあり楽しかった。
開催が危ぶまれた川の道フットレースはようやく始まったのだ。それが何より嬉しかった。と、同時にいろいろな理由から今回のエントリーを辞退した人も増え、今現在、自分が走っていられることに感謝する気持ちが沸き上がる。
二年前にこの川の道フットレースのフルの部に参加した時は三月にぎっくり腰をやってまだ完治していなかった。洋式のトイレに座るにも辛かった状態とは今年は違う。
笹目橋(25km)→彩湖の最初のエイド(30.5km)も順調に進んだ。食欲もある。彩湖から先の川沿いの道は単調だけれども新しく走りやすくなった道もありしばらく順調。まだそんなにばらけていなくて数人とグループになって走ることもあり楽しかった。
夜になりもうすぐ大芦橋(67.9km)というところで風が強くなってきたと思ったら遠くで稲光が!!きれいだけれどかなりの稲妻スパークにビビる。音は聞こえないもののこっちに流れて来たら怖い感じ。
雨には降られなかったものの熊谷へ渡る大芦橋の上はもっと風が強くなり直進出来ないくらい。左斜め前に向かわないと車道側に寄っていってしまう。
なんとか橋を渡り終えて街中へ来ると少し風の強さが気にならなくなる。一昨年は熊谷で令和元年を迎えた。それよりは三時間ほど速く熊谷に着いた。その分仮眠ができる♪熊谷に入ったらしっかり腹ごしらえしようと思っていたがどこに入るか悩んでいるうち20時を回り、テイクアウトしか出来ない時間になってしまったのでコンビニで済ますことに。
どこも故障がないってやっぱり違う。腰痛もひざ痛もなし。
熊谷警察署前(80.3km)→寄居→波久礼→秩父
夜間は一人でいる時間が長くて淋しかった。思ったより冷え込みもなくしばらく淡々と一人旅が続く。誰とも会わないのでかなり遅れをとったのかなぁ思いつつも進むしかない。道の駅かわもとのトイレに寄った。休憩室で寝ている人も誰もいない。黒田の交差点前に陽が出てきて明るくなった。
波久礼も誰もいない。エイドはまだ出ていなかった。寄居橋を超えてまた山間部の登り坂に入る。長瀞の遊歩道を抜けて道の駅みなのを通過。上野町の交差点(124.0km)を過ぎてまた山間部に入った頃にOくんが後ろから来てびっくり。もっと速く先に行っていると思っていた。その先にMくんと会う。しばらく誰ともしゃべっていなかったので少し話をしながら進む。
だけど速く両神荘に行って寝たい~というのもあり、Mくんとまたね!といって先に行かせてもらう。贄川から右折して坂道が始まる。前回はこの辺雨で辛かったなぁ~と思い出しながら坂道を登る。
まあまあ予定通りに両神荘に着いた。(13:44着)
仮眠場所の女子は混んでいて塞がっているというのでとりあえずお風呂に行って着替えてから食事する。携帯などの充電も行う。食事も黙食推奨。静かに食べる。その後ちょっと仮眠。
今回は感染症対策で寝袋を個人で用意している。預けたバッグからシュラフを出して寝るけれどなかなか深くは寝れない。気になってすぐ起きてしまう。
寝れないなら途中で仮眠をとることにして最低限の2時間滞在をクリアして先に進むことにする。(15:45発)
あまり暗くならないうちに峠近くまで行きたかった。