水戸マラソン
朝から雨。 先週のレース(猪苗代)も雨。
気温は、去年より温かい。
去年は電車で8時到着。慌しくてトイレも行けずにスタート。
今回はkenコーチのお陰で余裕を持って到着。
スタート近くに並ぶことが出来たしトイレも充実していて不安要素なし。
なによりも女子で初ハーフで優勝したトレーナーS師匠もいる。
自分は2週続けてのハーフで1時間25分台(雨の猪苗代含む)
ベストの22分台には程遠い。
スタートの号砲とともに走りだす。増田さんの楽しいトークと水戸黄門のテーマソングで緊張も和らぐ。オーバーペースにならずゆったりキロ4分30秒。2km目は下りで4分を切ってしまったが5kmまでは落ち着いて4分15秒を保った。雨にもかかわらず応援の人も多い。
エイドも施設エイドも充実していて水戸市民のこころいきが伝わる。
前に小さい女子がいいペースを刻んでいたのでしばらく15kmまで着いていく。この時、施設エイドのエネルギージェルをいただき一気に飲み干す。また違うペーサについていく。
21km過ぎても足にダメージがない。このまま30kmまではもってくれとつぶやく。
2kmから31kmまではゆるやかに上りが続く。ウルトラよりも辛い安達太良トレランを思い出す。ロードは走りやすい。あの辛さを思えばへっちゃらだ。
千波湖はアスファルトとグレーの道がありグレーの柔らかい道を選んで走る。この湖の1周は気持ちが折れないようにペースが落ちたランナーを次々抜いていく。
そこを抜けるとまた登りが待っているが下りのトンネル39km付近。ロッキーのテーマ曲が流れる。拳を突き上げ応援に応える。
もう少しで最後の折り返し。ペースは落ちてきた。残り1kmで名物の激坂が待っている。いやでもペースが落ちる。歩き始めるランナーもちらほら。
やっとの思い出駆けあがると残り800mフィニッシュが遠くに見える。ふと時計に目をやると。2時間58分。「まずい」後悔はしたくない。
最後の力をふりしぼりラストスパート。時計を止めると。ゴールした選手の歓声が上がる。見ず知らずの男達がその笑顔に応えるようにハイタッチと包容が自然と沸き起こった。
「やった~」なんども空に向かって叫んでいた。
可愛い女の子に「おめでとう」と言いながら完走メダルをかけてもらった。
もうサブ3できないのかな?自分を疑っていた気持ちが晴れ渡り笑顔で歩きはじめた。