ちょっと 闘病中

ハリー

性別
年齢52歳
身長177.7cm

2012年秋に肺癌(末期)と宣告されました。
万が一に備え粛々と対処しつつ、前向きに闘病しています。なんとかなるさぁ。。

今後の予定

自己ベスト

東京マラソン

待ちに待った東京マラソン。ほんと9年間待ったよ。でも、朝から雨。前日の天気予報では、午後3時頃から雨の予報だったのに。走る側にとっても、応援する側にとっても、雨が降るのと降らないのとでは大違い。どうせ外れるなら、大外れになって、「スタート前に全部降り切っちまえ」と空を恨めしそうに眺めながら家を出る。

その願いが通じたのか、スタートラインに並ぶ頃には雨はすっかり上がり、その後、ゴールするまで、どころか、二次会が終わった夜中まで雨に降られることはなかった。しかも、「春一番が吹くかも」という予報も外れ、無風。適度な湿り気、適度な温度と相まって、記録を狙うには絶好のコンディション。

しかし、私の場合、今回は記録よりも記憶。家内のきょんこと二人で当選して、この日がなんと結婚記念日。これは、約700分の1以下の確率。恐らく、生きている間に2度と無いに違いない。そこで、終始一緒に、途中で写真を撮りながら、エイドも存分に楽しんで、一緒にゴールすることとした。

設定ペースはトップランナーの半分のキロ6分。足を痛めて普段より遅いペースで走られるkenさんと一緒に走ることとする。

スタートの合図とともに紙吹雪が舞う。Aブロックスタートでないと浴びることができないであろう紙吹雪で、早くもテンションMAX。記録を狙うランナーの邪魔にならないように、きょんこをペースメーカーにして、縦に並んで、新宿の街を駆け抜ける。

市ヶ谷で応援隊とハイタッチ。今回のもう一つの目標は、これまで闘病を支援して下さった応援隊の皆様と感謝の気持ちを込めてハイタッチすること。芝公園、品川、東日本橋、佃大橋、豊洲と、途切れること無く応援して下さり、心より感謝。ありがたい。お陰様で、元気にフルを走れるようになりました。

体調は良い。ただ、歳のせいか、抗がん剤の代謝の影響か、15kmの間に2度もトイレに駆け込む始末。kenさん、きょんこ、ごめんなさい。そんなトイレ休憩に付き合って下さったkenさんが日本橋付近で遅れ始める。kenさんがいないことに気付き、後ろを振り返ると、「先に行け」の合図。「ひとでなしかなぁ」と思いつつも、無理させても悪いと思い、後ろ髪を引かれる思いでそのまま行くこととする。kenさん、ごめんなさい。

この頃になると、空腹感を感じるようになる。そして、それに合わせるかのように給食エイドが充実してくる。バナナ、あんぱん、チョコぱん、トマト、ブドウ糖、干し梅、チョコレート。私設エイドもたくさんあって、お汁粉とカップヌードル、カツサンドは美味!タイムを狙っていても食べたいと思う。

今回は、エイドを楽しむ目的で、補給食を持たず、エイドでしっかりエネルギー補給をしたのだが、それが逆に良かったのか、つくばで感じたようなエネルギー切れが全くなかった。そして、つくばや練習で発生した足の攣りも全くなかった。ものすごく楽に走れている。つくばのときは、「マラソンってこんなに辛かったっけ」と思ったが、今回は「マラソンてこんなに楽しかったっけ」と感じる。「早くゴールに辿り着こう」というよりは、「早くゴールについたらもったいない」という気持ちになってくる。

それでもゴールが見えた時はうれしい。きょんこと手をつないで、バンザイをしてゲートをくぐる。

きょんこ、ありがとう。皆さん、ありがとう。

コメント

スタート前。都庁前。

スタート前。都庁前。

皇居前広場。

皇居前広場。

増上寺。

増上寺。

東京タワー。

東京タワー。

サブちゃん。

サブちゃん。

もういっちょ、東京タワー。

もういっちょ、東京タワー。

銀座。

銀座。

浅草寺。

浅草寺。

歌舞伎座。

歌舞伎座。

フィニッシュ!

フィニッシュ!

メダルとタオル。

メダルとタオル。