高精細な写真がきれいな写真とは限らない
昨夜のNHKの天気予報で、明日雨が降るかもしれないとコメントあったので、用心をして、今日、週一ジョグをしました。
iPhone 5sが発売されましたね。私は買い替えませんが、iPhone 5sの仕様を見て感じることがありました。
iPhone 5sのカメラが画素数を8Mに据え置いたままイメージセンサーを大型化したのは英断で、日本のスマホメーカーも見習うべきと思いました。高精細な写真が「きれいな」写真とは限らないのです。
私は、ほぼ同時期に発売された2台のスマホを使用しています。
1台は、Apple iPhone 4s。2011年10月14日発売。カメラは5枚のレンズ構成でF2.4。イメージセンサーは8Mピクセルの裏面照射CMOSセンサー。A5プロセッサに内蔵されているISPで画像処理をしています。
もう1台は、SONY XPERIA acro HD。2012年3月15日発売。カメラは5枚のレンズ構成でF2.4。イメージセンサーは12Mピクセルの裏面照射CMOSセンサー。専用のISPで画像処理をしています。
今日のiPhone 4sで撮った写真を見て頂ければ明らかなように、SONY XPERIAの方が画素数は1.5倍なのに、iPhone 4Sの方が圧倒的に「きれいな」写真が撮れています。既にこの頃から、1ピクセル当たりの光量を増やし、それをうまく画像処理した方が「きれいな」写真が撮れるということが明らかになっていると思われるのですが、なぜか日本のスマホメーカーは画素数競争に明け暮れてきました。
iPhone 5sの今回の選択が、日本のスマホメーカーにとって「黒船」となり、高精細な写真がきれいな写真とは限らないことに早く気付いて欲しいと思います。