ボストン着
この度は、長期の臨時休業で、このサイトのユーザー様や弊社のお客様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。この場を借りてお詫び申し上げます。
アメリカの13日にボストンに入りました。
ボストンへの直通便がないため、デトロイトで国内線に乗り換え。デトロイトで入国審査を受けました。アメリカの入国審査は9・11のテロのときよりも厳しくなっているように感じました。審査官の人数が増えているので、それほど混雑をしていませんが、一人一人の審査にかかる時間が長くなっています。私たちの前に並んでいたデトロイト在住の日本人の方も「この前入国したときに、あの審査官にものすごくしつこく聞かれた」と言っていました。かわいそうなことに、その方はまたその審査官の審査を受けることになりました。私の場合は、おばさんでした。
「Hi!」と私。
「How are you?」とおばさん。
「I'm fine, and you?」
「Fineって言いたいところだけど、あなた今日、何の日か知ってる?」
(えっ? これまでの入国審査でこんなことは聞かれたことがありません。新手の質問です。しかも、何の日か分かりません。)
「すみません、分かりません。」
「13日の金曜日よ。早く仕事を終わりにして帰りたいわ。アメリカに来た目的は?」
「ボストンマラソンです。」
「何ですって?」
「ボストンでマラソン大会があって、それに出るんです?」
「何日にあるの?」
(ボストンマラソンって、知らないんだ。)
「16日です。」
「16日って、月曜日じゃない。何で月曜日にやるの?」
「祝日だからです。」
「16日が祝日? 祝日なんかじゃないわ。」
「。。。」(Patriots' Dayはボストンのあるマサチューセッツ州の祝日でアメリカ全体の祝日ではありませんでした)
すると、おばさんは隣の審査官に「16日にボストンマラソンって知ってる?」と確認。無事確認が取れると、今度は「あなた優勝したことあるの?」
「残念ながら、優勝はないんです。最高は2位です。」
すると、今度は、隣の審査官に向かって、「この人、2位になったことがあるんだって」と言いそうになったので、慌てて、
「あ、あの、すみません、嘘つきました。」
「あなた、おもしろいわね。」
これで、すっかり打ち解けて、両手の指紋と顔写真を撮られて、お決まりの質問のほかに、少し談笑して終了。
でも、その後の税関と国内線のセキュリティは、これまでになく厳しいものでした。
特に悪いことはしていないので、全く問題は無いのですが、緊張します。
16日のボストンマラソンの日は、現地の人が「クレイジー」という異常気象で、気温が30度まで上がるそうです。北海道マラソンを思い出します。