ちょっと 闘病中

今後の予定

自己ベスト

目標未達 完歩4:38

スタート時(12:10)の天気は曇、27度。午後2時頃には、日が差し、30度まで上がるとの予報。

1週間前に10km走った感触から、肉離れしたハムストリングは20kmぐらいまでは持つだろうと予想。そこで、30kmまで痛みが出なかったら、多少リスクを冒してでも記録を狙いに行き、30kmまでに痛みが出たら、記録は諦め、ウォーキングに切り替えて完走(完歩)しようと決めた。目標はサブ3.5。スタート地点のロス、蛇行のロス、Forerunnerの測定誤差を考えて、フルマラソンの場合、総走行距離は43kmぐらいと考えるのが安全だ。それを3時間半で走るとすると、目標ペースはキロ4分53秒になる。

最初の5キロはこのペースでは走れないので、5キロ地点で「借金」を確認し、その借金をなるべく折り返し点(約25km)ぐらいまでに返すことを目標に即興で前半のペース設定をしようと考えた。そうしないと、後半は暑さにやられて失速するので借金返済は難しくなるためだ。

暑さ対策も考えた。まず、朝食時に、芍薬甘草湯と塩熱サプリを服用した。そして、10kmごとに塩熱サプリを摂るように1個ずつ小分けにしてビニール袋に入れて、ポケットに。念のため、芍薬甘草湯も1包、ポケットに忍ばせた。

10:30、会場入り。

11:00、このサイトのユーザーさんのTOM335さんとお会いした。今回初対面でお会いできたのはTOM335さんだけで、ちょっと寂しかったけど、逆にとてもうれしかった。TOM335さん、ありがとう。お陰で、力が湧いてきました。

12:10、知事のピストルでスタート。目標ペースキロ4分53秒に設定したバーチャル・パートナー「スーパーハリー」が勢い良く飛び出す。こちらは、一向に進まず、その差はどんどん開く。スタートラインを切るまで、ほぼ歩き。たかだか200mなのに、3分38秒(ゲッ!)もかかってしまった。その後も想定外のスローペース。キロ6分近い。借金がどんどん膨らむ。最初は突っ込まないようにしよう、と心に決めていたが、ちょっと遅すぎる。さすがに焦る。あ~、もっと速いタイムで申告しとくんだった、と後悔する。3キロ過ぎぐらいから、少しずつ隙間ができてきたので、行儀が悪いが、ちょこまかと加速して、少しずつ前に出る。

5km地点で借金を確認。約6分(ゲゲッ!)。これは、ちょっと想定外の多さだ。これでは、折り返し地点までに借金を返済するのは無理だ。キロ12秒ずつ返済して、5キロで1分返済。30キロ(35km地点)で完済しようという計画を立てる。かなり無理な計画だが、ここで諦めるわけにはいかない。やるしかない。当面目標ペースはキロ4分41秒だ。ペースを上げる。

10km、15kmと着実に1分ずつ返済。残りの借金は4分。足も痛くない。このまま、、、と思った矢先。18km地点頃から何となく嫌な違和感をハムストリングに感じ始める。少しペースを落とす。どこか折り合いがつくペースがないか探る。走り方もなるべくハムストリングを使わないようにする。しかし、違和感は一向に消えない。それどころか、鈍痛に変わりつつある。

20km地点、ついに給水所で一旦歩道に上がり、右足をストレッチ。これで、痛みが治まるなら、このロスは「良いロス」だ。しかし、期待に反して、鈍痛はそのまま居座り続ける。20kmは持つだろう、と思ったが、まさか20kmしか持たないとは、、、当初の計画では、30kmまでに痛みが出たら、記録は諦めてウォーキングに切り替える予定だったが、いざその状況に直面すると、なかなか諦められない。何とかこのまま走り続けることができないか、、、ペースを落とし、走り方を変え、何とかかんとか折り返し地点まで到達した。幸い、鈍痛はそれ以上大きくなる気配が無い。ならば、と、また徐々にペースを上げよう、と思った矢先、今度は、肉離れのハムのちょうど反対側の前腿がビクビクッ細動し、攣りそうになる。変な走り方をしたつけが早くも回ってきたようだ。たまらず、歩道に上がり、今度は前腿のストレッチ。合わせて、芍薬甘草湯と塩熱サプリを服用。また走り始めたが、100mも行かないうちに、前腿が攣りかける。万事休す。悔しいが、前腿も後腿もダメになっては、さすがにあがきたくてもあがけない。ここに至って、漸く諦めがついた。目標を完走(完歩)に切り替え、ウォーキングでゴールを目指す。キロ8分台で速歩きすれば、足切りに引っかからずに、4時間40分ぐらいでゴールできる。

不思議なことに、ウォーキングだと、キロ8分台で速歩きしても全く痛くない。攣る気配も無い。歩きと走りでは、使う筋肉が違うのか、筋肉の使い方が異なるのか? 実は、もしかしたら走れるのではないか、と期待し、何度か走ってみたのだが、100mぐらいしか持たない。前腿が攣りそうになり、ハムにも違和感を感じて、歩かざるを得ない。また、折り返し地点で服用した芍薬甘草湯と塩熱サプリ、10kmごとに摂った塩熱サプリがゴールまでに効く気配は残念ながら無かった。

結局、歩き通して、4時間38分でゴール。完走(完歩)という目標は達成したが、体力が有り余っていたので、「頑張った」「力を振り絞った」と実感できるゴールではなかった。

もちろん、「最初の借金がもっと少なかったら」「もっと涼しかったら」と考えないことは無い。しかし、そもそも練習不足なのは明らかだ。肉離れをきちんと治して、しっかり距離を積んで、つくばに臨みたい。

最後に、ブログを通して応援して下さった皆様に感謝します。皆様の応援が無かったら、恐らくリタイアしていたと思います。そして、北海道マラソンの運営は素晴らしかったです。とても快適でした。この場を借りてお礼を申し上げます。

※データはForerunner 110のものです。405のものではありません。

コメント