所沢8時間耐久は朝が早い。受付が7：30までなので、5：06の常磐線に乗らなければならない。ということで3：40に起床し、4：45に家を出た。

航空公園に着くと、天候は霧雨で気温も低く、走りやすそうなコンディションだったので、前半にできるだけ距離を稼ぐことにした。

目標は20周（64.92km）なので、まず10周目まではピットインせず、エイドの給水＆給食で行き、その後は天候次第で5周、3周、2周と繋いでいこうと考えていた。

涼しいこともあり、最初のエイド利用はスタートから3周目で行なった。その後は、2周毎にエイドにより、水やスポーツドリンクなどを頂いた。このまま順調に10周目までいけるかなと思っていたのだが、途中で少々雨あしが強くなったことなどもあり、足の底が靴下と擦れるような感じがしてきた。一瞬、TeganuMANさんのブログが脳裏をよぎり、足底の皮がむけたらこの先大変だなぁと考えながらも周回を続けていた。

8周目辺りになると、完全にコーナーを曲がる際に加減が必要となり、当初の予定を1周早めて9周目にピットインした。

ピットで靴下を替え、ついでに途中で試してみる予定だったRepair Tempoに履き替えた。

ところが、こいつがAgeの半分くらいしかソールの厚みがないのではないかと思えるくらい履き心地が悪く、しかもスリーストライプが足に当たりとても履いていられない。

事前に試し履きしたときは、Run Designのインソールだったのだが、今日はオリジナルのインソールを持ってきたせいなのだろうか。とにかく、1周で緊急ピットインしてAgeに戻した。

また、9周目の緊急ピットインの時にオートラップが狂ってしまった。スタート時にセットした場所に来たら自動でラップを記録する設定を選んだのだが、ピットインした際にストップボタンを押し、再スタートの時にスタートボタンを押したところ、ここでまたオートラップの場所が記憶されてしまったようだ。そのため、それ以降は周回毎に2ラップ記録されるようになってしまった。

幸い、大会オフィシャルの周回掲示板があったので、ときどきそれを確認して事なきを得たのだが、操作は面倒でもラップボタンを押した時のみ記録にしておけば良かった。

開始から4時間余り経過しお腹も空いてきたので、昼食ピットインを取った。この時は、ゼリーでなく固形物がほしいなと思いエイドに寄ると、ちょうどおにぎりや梅干し、果物などが用意されていたので、タイミング良く頂くことができた。

午後からは天候が回復すると同時に気温が上がり始め、フルの距離に当る13周目から、とうとうラップが20分を超えるようになってしまった。

この辺りから、ほぼ毎周エイドで頭に水を掛け、水分補給をするようになった。残り5周を切ったらロングピットインをしようと思っていたので、50キロを超えた16周を終えた時点でピットインした。

この頃から、膝を中心に、足首や股関節に痛みが出て、ふくらはぎやハムもパンパンに張ってきた。ピットでは靴を脱ぎ、瞬間冷却剤やエアーサロンパスをスプレーしたり、タオルで顔や首筋を冷やしたりしてケアをした。

この時は、残り2時間半で4周だから、もしかしたらもう1周いけるかなどと考えていた。

この時点で、405のバッテリー残量が23％になったので、次の1周は空中給油をする事にした。ウエストポーチにエネループを入れ、充電クリップを付けた405をウエストベルトに405を留めて17周回目へと向かった。

ところが、17周回目に向かうと脚が思うように動かず、ペースがガクッと落ちる。急に脚が重くなってしまった感じだ。どうやら、長くピットで止まっていたことが災いしたようだ。405はCharging状態なのでペースも脈拍も分らないが、日差しも出て来たせいで息遣いもかなり荒くなってきた。

405は1周の間に45％程度まで充電されたので、ウエストポーチを外し、再び腕にはめて18周目へと向かった。

19周目は更にキツくなり、21周行けるかと考えていたのが、とんでもない勘違いだったことに気づいた。

19周目を終え、最後の周回に向かう前にもう一度ピットに寄り、脚にありったけのサロンパスを吹き付け、ウエストポーチにカメラを携えた。

20周目に入るところで、エイドでボランティアをしてくれているfrunとの2ショットを撮ってもらい、コースのあちこちをカメランしながら、最後の周回を堪能した。

ゴールした瞬間は残り22分あり、もう1周回入ることができたのだが、この状態でとても20分で戻って来られる脚力はなく、気持ちも切れてしまっていた。

それでも、一昨年の19周を超える、目標の20周は達成する事ができた。気温を考えたら、もう1周くらいは行けたのかもしれないが、これは、来年以降の楽しみに取っておこう。

速報によると、年代別（55歳以上）で22位だった。ちなみに、一位の方は26周していた。