目指せ!遥かなるBoston

SC93Trojan

性別
年齢48歳
身長173.0cm

タイムも頭打ちなので、これからはBoston MarathonのQualifying Timeを維持することを目標としたいと思います。
50~54歳 3時間30分
55~59歳 3時間40分
60~64歳 3時間55分
65~69歳 4時間10分
70~74歳 4時間25分
75~79歳 4時間40分
80歳以上 4時間55分

今後の予定

自己ベスト

北海道マラソン

来年4月のボストンマラソンを申し込むために必要な3:30:59(Gross)を目標としてレースに臨みましたが、惨敗でした・・・。来年4月のボストンのホテルの予約だけ入れてあったのですが、キャンセルしないといけません。

スタート前に深呼吸して北海道・札幌の空気を思いっきり吸う。札幌は母親や祖父達が昭和25年頃の戦後の厳しい時期を過ごした場所で、当時はまだ物資が不十分でとにかく寒い思いをしたと言っていました。そんな母たちの思い出の場所を走る・・・、そう、私には北海道マラソンを走るべき別の理由もあったのです。

0:10スタート。

スタート時の気温28.9℃、湿度47%で、暑いものの、関東のうだるような暑さに慣れている身にはそれほどムチャクチャ暑いという感じではありません。陸連登録のおかげで前の方のBブロックからのスタートでスタートロスは43秒。

今日のレースプランは最初の5kmは26:15(5:15ペース)、それ以降は5分を少し切るペースで行けるところまで行くという単純なもの。北海道マラソンのコースは最初の3kmで上り坂があるものの、それ以降はほとんど平坦なコースです。

最初の5kmは大体予定線のタイムで通過するも、ずいぶん脚が重い。「まあそのうち調子が出てくるだろう」と思いつつ、その後は5分を切るペースに上げる。ただ、5分を切れたり切れなかったりでなかなか調子が上がってきません。

会社の同期の友人が給水ボランティアをやっている10km地点を通過。(友人は見つけられず。)「やっぱり今日は調子良くないなぁー」と思いつつ走っていると17km辺りから右の腸腰筋に痛みが出てきました。今回のレースでは①右足首、②左膝、③右腸腰筋の3つの痛みが心配で、①→③の順で心配していたのですが、実際のところは③→①の順で大きく痛みが出ました。

もう20km辺りでは痛みがかなりランニングに影響していて、20kmの給水で早くも歩きが入ってしまいました。中間地点ではもうとても記録は望めないことを悟り、あとはとにかく完走することに目標を変えて痛みをこらえながら走ります。

それ以降は腸腰筋の痛みが強くなっていくにつれてペースが落ちて行き、30kmを超えるころには「この痛みでは走り続けるのは不可能かな」と思っていました。

ところが35kmぐらいで終盤にさしかかってきてフィニッシュタイムが見えてくると、「これは6分ペースで行けばPBになるのではなかろうか」ということが分ってきます。「こんな状況になりながらもPBを狙えるなんて、オレのこれまで2回のフルマラソンはひどいもんだ」などと思いつつ、ここから峠走や夏のトレーニングで鍛えた「M度」が最大限発揮され、痛みをこらえてペースが上がります。いろいろと痛みが少なくなるような走り方を試行錯誤していたのですが、股を少し開いて走ると痛みが少ないように感じたので、ガリ股走法で頑張って走ります。

困ったのは最後のゴール前数百メートル、旧道庁を過ぎてこれからコースの両側を大勢の観客が取り囲んでいる中ゴールへ向かって走るというところで腸腰筋に鋭い痛みが走りました。これはもう結構な痛みで、最後数百メートルのところでなければ完全に歩いてしまっていたのですが、観客の声援に押され、かつPB更新もかかっていたので、痛いところを手で押さえつつ泣きそうになりながら走り続けてゴールインしました。手元のタイム(Net)は3:50:52で自己ベストを27秒更新。Grossタイムは3:51:35。男子完走者5793人中1678位。一応ゴールのところでガッツポーズだけはしておきました・・・。

今回は完全に負けました。走りながら「もう目標ボストンマラソンの看板は下ろそう」と思っていました。でもやはり次の目標は再来年のボストンマラソンにします。さ来年からボストンマラソンの年齢区分毎のQualifying Timeが短縮されますが、私は再来年のレースの日には50才になっているため年齢区分が変わり、3:30:00がQualifying Timeになります。結局59秒短縮されるだけですので、相変わらず目標3.5で頑張ります!

北海道マラソンは暑い時期の大会であるのは確かですが、素晴らしい大会でした。多分、北海道や札幌に行っただけで「来てよかった」と思うのでしょうが、大会運営は極めてスムーズでした。給水箇所も多く、ボランティアの皆さんも一生懸命でとても気持ちよくサポートしてもらえました。今回は札幌駅と大通公園の間にあるホテルに泊まりましたが、スタート地点もフィニッシュ地点も歩いて行ける距離でとても便利でした。暑い盛りにお昼の0:10スタートというのはいかがなものかという考えもあるかもしれませんが、朝ゆっくり起きてしっかり朝食を食べ、時間的な余裕を持って準備して会場に向かえるというのは結構なメリットだと感じました。また、この大会があったおかげで夏の間も気合を入れてトレーニングできたのもよかったです。(あとレースが終わった後においしい海の幸をたらふく食べられるのも!)これからも(マイレージがある限り)毎年参加したいと思います。

ありがとう北海道マラソン!また来年!

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